【二字熟語】
惨憺
「惨澹」とも書く。
【読み方】
さんたん
【意味】
①いたましいこと。なげかわしいこと。また、そのさま。
②いたましくて見るに忍びないさま。見るも無残なさま。
③心をくだき思い悩むさま。
④薄暗くて気味が悪いさま。
【語源・由来】
「惨」は「いたましい。みじめ」
「憺」は「おそれる。おそれさせる。」
【類義語】
悲惨、無残、不気味
惨憺(さんたん)の使い方
苦心惨憺して手に入れたのにな。
健太くんが苦心惨憺して手に入れたと自慢していた希少本の話?
そうなんだ。雨漏りで駄目になってしまったんだ。
それは本の歴史的にみても残念な話ね。
惨憺(さんたん)の例文
- 事故現場の惨憺たる光景に言葉を失った。
- 今回の成績は惨憺たるものだった。
- 惨憺たる敗北を喫した。
- 昨日の試合は、惨憺たる結果に終わったよ。
- 会社の再建に苦心惨憺する。
「惨憺たる」とは?
「惨憺」は、「惨憺たる」という表現で使われることが多いです。
「惨憺たる」の「たる」とは、文語の断定の助動詞「たり」の連体形で、取り上げた事柄を強調して説明する意を表します。
「惨憺たる」とは、「惨憺」の意を強調した表現です。
【例文】
・試合は惨憺たる結果に終わった。
・攻撃を受けた町の様子は惨憺たるものがある。
・予想もしない惨憺たる事態になった。