【二字熟語】
信念
【読み方】
しんねん
【意味】
①正しいと信じる自分の考え。
②宗教を信じる気持ち。信仰心。
【語源・由来】
「信」は「まことと思う。疑わない。」
「念」は「思い詰めた考えや気持ち。思い。」
【類義語】
節操、信条、所信
【対義語】
疑念
信念(しんねん)の使い方
いつも途中でくじけてしまうんだけど、どうすればいいのかな。
信念を胸に刻んでいれば、くじけないはずよ。
かたい信念が必要なんだね。
信念を貫けば、願いはかなうわ。
信念(しんねん)の例文
- 信念を貫き通す。
- 何があっても健太くんの信念は揺るがなかった。
- ともこちゃんは自分の信念を曲げなかった。
- 彼はいつも信念に従って発言し行動する。
- 必ず恐竜の化石を見つけるという強い信念で探した。
「信念」と「価値観」「理念」「信条」の違いは?
「信念」に似ている語に「価値観(かちかん)」「理念(りねん)」「信条(しんじょう)」があります。
「信念」と「価値観」の違いは?
「価値観」は、物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断という意味です。
「信念」は、正しいと信じる自分の考えをいいます。
対して「価値観」は、何に価値を認めるかという考え方をいうので意味が違います。
「信念」と「理念」の違いは?
「理念」は、
①ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。
②哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。プラトンのイデアに由来。イデー。
という意味です。
「信念」は、正しいと信じる自分の考えをいいます。
対して「理念」は、こうあるべきだという根本の考えをいい、自分が正しいと考えているという意味が含まれない点が違います。
「信念」と「信条」の違いは?
「信条」は、
①堅く信じて守っている事柄。
②信仰の箇条。教義。
③キリスト教会において、その信仰告白を基準化したもの。使徒信条・ニカヤ信条・アタナシウス信条などがある。
という意味です。
「信条」は、「誠実を信条とする」のように、堅く信じて守っている事柄をいいます。
対して「信念」は、かたく信じて動かない心をいうので意味が違います。