【二字熟語】
失念
【読み方】
しつねん
【意味】
①うっかり忘れること。
②心を散漫させる煩悩の一つ。
【語源・由来】
「念」は「おもう。考える。おもい。心にとめて忘れない。ねんのため。」
【類義語】
忘れる、物忘れ
【対義語】
記憶、留意
失念(しつねん)の使い方
しまった。宿題の締め切りを失念していた。
忘れた人には三倍の追加課題が出るわよ。
三倍?ともこちゃんの宿題を写させて。
しょうがないわねえ。もう失念しちゃだめよ。
失念(しつねん)の例文
- メールを差し上げるのを完全に失念していました。
- すっかり失念していました。
- 結婚記念日だということをつい失念してしまった。
- お名前を失念して申し訳ありませんでした。
- 晩御飯を用意してくれてあったのを失念していた。
「失念」と「放念」の違いは?
「失念」に似た言葉に「放念」があります。
「放念」は「心にかけないこと。心配しないこと。放神。」(例:どうかご放念ください。)
という意味です。
「失念」はうっかりという意味なので、漢字表記が似ていますが意味は異なります。