【二字熟語】
宵闇
【読み方】
よいやみ
【意味】
①宵のうち月がまだ出ない陰暦19日を過ぎた宵のくらやみ。また、その頃。
②夕やみ。
【語源・由来】
「宵」は「よい。」
「闇」は「やみ。」
【類義語】
夕闇
【対義語】
暁闇
宵闇(よいやみ)の使い方
道に迷ってしまったね。
宵闇が降りてきて、視界が悪くなって身動き取れないわね。
星が出れば方角が分かるよね。
だいぶん暗くなってきたし、方角だけ確かめて、動くのは明日にしましょう。
宵闇(よいやみ)の例文
- 宵闇の深くならぬ先に、廬いおりのまわりは、すっかり手入れがせられて居た。灯台も大きなのを、寺から借りて来て、煌々と、油火が燃えて居る。(折口信夫、死者の書)
- 夏の日差しは宵闇に追われ、空は濃淡に覆われようとしていた。
- 宵闇でともこちゃんが今どんな表情をしているのかはっきりとは分からない。
- はなしが終わった時には、外は宵闇に包まれていました。
- 宵闇が迫ってきて、一斉に街灯がともりました。
「宵」とは何時頃を指すの?
「宵闇」の「宵」とは、日が暮れてからまだ間もない時をいいます。
一年を通して日が暮れる時間は異なるので、その季節によります。冬は16時半ころ、夏は19時頃に日が暮れます。
「初夜」、「初更」ともいいます。
古くは、日没から夜中までの時間帯を表す言葉でした。