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「余韻」の意味と使い方や例文!「余韻に浸る」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
余韻

【読み方】
よいん

【意味】
①音の消えたあとまで残る響き。余音。
②事が終わった後も残る風情や味わい。また、詩文などで言葉に表されていない趣。余情。

【語源・由来】
「余」は「必要な分をこえて残る。引き続いてあとに残る。あまり。」
「韻」は「言葉のひびき。また、物の出す音。」

【類義語】
反響、残響

【対義語】
予兆

余韻(よいん)の使い方

健太
俳優陣の熱演がすごかったね。
ともこ
観客は大いに満足して余韻に浸っていたわね。
健太
幕が下りても立ち上がろうとする人が少なかったもんね。
ともこ
日本の若手俳優の演技も捨てたもんじゃないわね。

余韻(よいん)の例文

  1. ホールにオルガンの余韻が残った。
  2. その舞台は、観客に深い余韻を残した。
  3. 余韻が醒めやらぬうちに日記に記そうと思い筆をとった。
  4. ニイチェの思想の中には、カント流の「判然明白」が全く無い。それは詩の情操の中に含蓄された暗示であり、象徴であり、余韻である。(萩原朔太郎、ニイチェについての雑感)
  5. 彼女の美しい声の余韻が耳の奥に残っている。

「余韻に浸る」とは?

余韻」は、「余韻に浸る(よいんにひたる)」という表現で使われることがあります。

余韻に浸る」とは、
①音の消えたあとまで残る響きを味わう。
②事が終わった後も残る余情や詩文などで言葉に表されていない趣を味わう。

という意味です。

【例文】

  1. 翌日まで優勝の余韻に浸る
  2. 映画鑑賞の後は、グッズ売り場やコラボカフェで余韻に浸
  3. 勝利の余韻に浸る暇もなく次戦を見据える。