【二字熟語】
静穏
【読み方】
せいおん
【意味】
①静かで穏やかなこと。また、そのさま。
②風速毎秒0.2メートル以下で、風力階級0の無風状態。
【語源・由来】
静かで穏やかなさまの意。
【類義語】
静謐
【対義語】
険悪
静穏(せいおん)の使い方
しばらく静穏を維持していたのにね。
新たな困難に直面したわね。
乗り越えることができるかな。
今までも乗り越えてきたんだから大丈夫。
静穏(せいおん)の例文
- 静穏で平和な日々を送る。
- 心の静穏を保つ。
- 月には静穏の海という名のクレーターがあります。
- おごそかな静穏がたちこめている。
- 台風の目の中は静穏そのものだ。
「静穏な人」とは?
「静穏」を用いた「静穏な人」という表現をインターネット上に見かけることがありますが、「静穏な人」という使い方はされません。
「静穏」は、安らぎと静寂という意味なので、その場の雰囲気や状況をいう語です。
もの静かで穏やかな人という意味では使いません。
「静穏」を用いた法律用語に「静穏権」があります。
「静穏権」とは、よりよい環境の下で、平穏に生活する権利をいいます。ここでも「静穏」は、人の性質ではなく、生活環境に対して使われています。