【二字熟語】
始末
【読み方】
しまつ
【意味】
①物事の始めと終わり。始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。いきさつ。顛末 (てんまつ) 。
②ある物事の最終的な状況。特に、よくない結果。
③物事の締めくくりをつけること。後片付けをすること。処理。
④浪費をしないように気をつけること。また、そのさま。倹約。
【語源・由来】
「始」は「はじめ。おこり。」
「末」は「物の端の方。物事の終わりの方。最後。果て。すえ。」
【類義語】
幕引き、清算、引責、結着、片付ける、けり、処理
【対義語】
準備、用意
始末(しまつ)の使い方
健太くん。花火のあとは、火の始末は入念にしないとだめよ。
始末を適当にしたせいで、去年火事を起こしたからね。
あの火事は火の不始末が原因だったの?
そうなんだ。
始末(しまつ)の例文
- 飼い犬のふんの始末は飼い主の義務です。
- その騒動に、健太くんがどういう始末をつけたのか誰も知らない。
- しまいには逃げ出す始末だ。
- 荷物を始末する。
- 最後には泣き言をいう始末だ。
「始末する」は関西の方言?
京都の方では、「始末する」という表現で「節約する。むだのないように使う。」という意味で使われることが多いです。
多くの地域では「始末する」は、処分するという意味で使われます。
【例文】
・始末せなあかんよ。(節約しないといけないよ)