会得の読み方・意味とは?(語源・類義語・対義語)
【二字熟語】
会得
【読み方】
えとく
【意味】
意味をよく理解して、自分のものにすること。
ただ学ぶだけじゃなくて、それを自分のものにする、つまり「これならわかるで!」って感じになることを言うんやな。
【語源・由来】
「会」は「悟る。」
「得」は「手に入れる。」
【類義語】
取得、入手
【対義語】
忘却
会得(えとく)の解説
「会得」っていう言葉はね、物事の意味や本質をしっかりと理解して、それを自分の知識や技術として吸収することを指すんだよ。
たとえば、「芸の奥義を会得する」っていう文は、芸術や特技の深い部分、つまり「奥義」を完全に理解して、それを自分のものにする、っていう意味になるんだ。
だから、「会得」は、ただ知識を学ぶだけではなく、それをしっかりと理解して自分のものにするという深い学びを表す言葉なんだね。
会得(えとく)の使い方
会得(えとく)の例文
- 新しい機械の操作方法を会得するのに時間がかかった。
- ようやく船の操縦のコツを会得した。
- 優秀なともこちゃんは会得するのが人より早い。
- 健太くんは試行錯誤して、円滑なコミュニケーションを図る方法を会得した。
- じっくり考え会得したことは、一夜漬けの理解とは異なり一生物です。
会得の文学作品などの用例
「会得」と「習得」「体得」「獲得」の違いを解説
「会得」に似ている語に「習得(しゅうとく)」「体得(たいとく)」「獲得(かくとく)」があります。
「会得」と「習得」の違いは?
「習得」は、学問・技芸などを、習って覚えることという意味です。
「会得」は、理解して自分のものとすることをいいます。
対して「習得」は、習って覚えることをいい、「会得」の方が、理解を深め自分のものにしたというニュアンスで使います。
一方、「習得」は、新しい知識や技術を学び、それを身につけることを表すんだ。
一方の「習得」は、新しいことを学んで覚える、そういうのを言うんやな。それぞれちゃんと使い分けないと、意味が違ってくるから注意やな!
「会得」と「体得」の違いは?
「体得」は、「体験を通して知ること。理解して自分のものにすること。」という意味です。
「会得」も「体得」も、理解して自分のものとすることをいいます。
しかし「体得」は、体験を通して体で覚えるというニュアンスで使います。
対して「会得」は、意味を頭で考え自分のものにするというニュアンスで使われます。
それに対し、「体得」は、体験を通じて知ること、そしてそれを理解して自分のものにすることを指しているんだよ。
つまり、「会得」は頭で考えて理解する、それに対して「体得」は、実際に行動して体で覚える、そんな感じかな。
「会得」と「獲得」の違いは?
「獲得」は、「手に入れること。努力して自分のものにすること。」という意味です。
「会得」も「獲得」も、自分のものにすることをいいます。
しかし「会得」は、意味を頭で考え自分のものにすることをいいます。
対して「獲得」は、努力で自分のものにすることをいいます。
「会得」は、物事の意味を深く理解し、それを自分自身のものとすることを意味する。一方で、「獲得」は、何かを手に入れたり、努力して自分のものにしたりする行為そのものを指すんだよ。
でも「獲得」は、ものを手に入れる、つまり物やスキル、情報なんかを自分のものにするというやつやな。こっちは、もっとアクティブに何かを手に入れる、という感じやな。これも似てるけど、ちゃんと使い分けなあかんね!