【二字熟語】
貧窮
【読み方】
ひんきゅう
【意味】
貧しくて生活に苦しむこと。
【語源・由来】
「貧」は「まずしい。みすぼらしい。」
「窮」は「にっちもさっちもいかなくなる。動きがとれない。きわまる。」
【類義語】
貧困、貧苦、困苦、窮乏
【対義語】
富裕、裕福
貧窮(ひんきゅう)の使い方
彼は働いていないんだよね。
そうなのよ。ニートなのよ。
それでも貧窮しているように見えないよね。
地主だからお金に困っていないのよ。恵まれた人しかニートになることはできないわよね。
貧窮(ひんきゅう)の例文
- その国では、極度の物不足と貧窮などから逃れようとするボートピープルが多く出た。
- 江戸中期以降、武士は経済的に貧窮し、経済の中心は庶民に変わっていった。
- 人々の生活は、長く続く戦争によって、ますます貧窮していった。
- 病に倒れて貧窮しないように保険に入っておく。
- 事業に失敗し家計は貧窮していた。
「貧窮」と「困窮」の違いは?
「貧窮」に似ている語に「困窮(こんきゅう)」があります。
「困窮」とは、
①困り果てること。困り苦しむこと。
②貧しいために生活に苦しむこと。
という意味です。
「貧窮」も「困窮」も、貧しくて生活に苦しむことをいいます。
しかし「困窮」は、一般的に、物事の処理に困る際に使われる点が違います。