【二字熟語】
無言
【読み方】
むごん
【意味】
ものを言わないこと。
【語源・由来】
言わ無いの意。
【類義語】
沈黙、無口
【対義語】
有言、多言、饒舌
無言(むごん)の使い方
最近、無言電話がかかってくるんだ。
それは困るわね。着信拒否にしたら?
その手があったか。思いつかなかったよ。
電話番号がばれてるから、違う電話からかけてきたら鼬ごっこだけどね。
無言(むごん)の例文
- 健太くんは無言でうなずいた。
- 彼の無言の圧力に耐えきれず行動に出た。
- 残念ながら、夫人とともに無言の帰宅となりました。
- 会議中、健太くんは終始無言だった。
- 彼は、自分に都合の悪い時は無言になる。
「無言」と「無口」「沈黙」「絶句」との違いは?
「無言」に似てる語に「無口(むくち)」「沈黙(ちんもく)」「絶句(ぜっく)」があります。
「無言」と「無口」の違いは?
「無口」は、口数が少ないことという意味です。
「無言」も「無口」も、物を言わないことをいいます。
しかし「無口」は、口数が少ないことをいいます。
対して「無言」は、話をしないことをいいます。
「無言」と「沈黙」の違いは?
「沈黙」は、
①黙りこんで口をきかないこと。
②活動をやめて静かにしていること。
という意味です。
「無言」も「沈黙」も、話をしないことをいいます。
しかし「沈黙」には、「三年間の沈黙を破って活動を再開する」のように、活動をやめて静かにしていることという意味がある点が違います。
「無言」と「絶句」の違いは?
「絶句」は、
①話の途中で言葉に詰まること。演劇の台詞や演説で、途中でつかえて言句が出てこないこと。
②漢詩形の一つ。起・承・転・結の4句からなる。1句が五言または七言からなる。六朝の民歌に源を発し、唐初に確立。
という意味です。
「無言」は、話をしないことをいいます。
対して「絶句」は、つかえて言葉が出ないことをいうので意味が違います。