【二字熟語】
克明
【読み方】
こくめい
【意味】
①細かいところまで念を入れて手落ちのないこと。また、そのさま。丹念。
②まじめで正直なこと。また、そのさま。実直。
【語源・由来】
「克」は「よく…する。十分に。」
「明」は「事がはっきりしている。」
【類義語】
丁寧、念入り、入念、丹念、周到
【対義語】
杜撰、適当
克明(こくめい)の使い方
おじいちゃんの日記が発見されたんだよ。
読んだの?
うん。戦争中に起こったことが克明に記されてあったよ。
それは後世に伝えていきたい内容ね。
克明(こくめい)の例文
- 克明な記録が残っている。
- 効果を克明に知る。
- 克明に調べる。
- 克明な観察記録ですばらしい研究だ。
- 授業の内容を克明にノートをとった。
「克明」と「鮮明」の違いは?
「克明」に似ている語に「鮮明(せんめい)」があります。
「鮮明」は
あざやかではっきりしているさま。(例:鮮明な印象。態度を鮮明にする。)
という意味です。
「克明」は丹念なことをいいますが、「鮮明」はくっきりはっきりしている様をいう語なので意味が違います。