「暗黙」の意味と使い方や例文！「暗黙の了解」とは？（類義語・対義語）

暗黙の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
暗黙

【読み方】
あんもく

【意味】
口に出さないで黙っていること。

「暗黙」という言葉は、何かを口に出さず、黙っていることを表すんだよ。

言葉にせずとも理解し合える状況や、明示しない了解・同意のことも指すことがあるんだ。

ああ、そやな。それは「言葉にせず、黙ってること」を示すんやな。

口に出さずとも、分かり合える時や、言わなくてもお互いが理解し合ってる状況を表す言葉なんやな。

【語源・由来】
「暗」は「だまる。」
「黙」は「声・言葉を出さない。だまる。」

【類義語】
沈黙、だんまり

【対義語】
明言

暗黙（あんもく）の解説

カンタン！解説

「暗黙」という言葉は、何かを口に出さないで、黙って理解したり、承認したりすることを指すんだ。

たとえば、「暗黙のうちに認める」っていうときは、具体的に言葉にしなくても、その事を受け入れたり、同意したりすることを指すよ。言葉ではっきりとは言わないけど、行動や態度で示している、っていう感じだね。

また、「暗黙の了解」っていうときは、はっきりと口に出して話し合わなくても、互いに理解していること、同意していることを意味するよ。これは友達同士や、長い間一緒に働いている同僚間などでよく起きるんだ。互いによく理解しているから、わざわざ言葉にしなくても大丈夫、っていう状況を指すんだね。

だから、「暗黙」という言葉は、何かを口に出さずに黙って理解したり、同意したりすることを表す重要な言葉なんだよ。

暗黙（あんもく）の使い方

芸能事務所から独立すると、しばらくは活動を控えるという暗黙のルールがあるんだって。

時代にそぐわないルールよね。

独立した方が好きな仕事ができるけれども、その反面不安定だし、マスコミ対策が大変だし、一長一短だよね。

俳優にとって、独立した方が良い選択とは限らないわよね。

暗黙（あんもく）の例文

1. 日本には、家事は女性が請け負うという暗黙の了解が存在している。
2. 空手部には、いくつかの暗黙のルールが存在します。
3. 義経は、奇襲をかけてはいけないという暗黙のルールを破った。
4. 主要五カ国が、核で他国を威嚇することはなく世界の平和と安定に責任を持つという暗黙の誓約をロシアが破ることになった。
5. 日本では、多数派に従うよう暗黙の同調圧力をかけてくることが多い。

暗黙の文学作品などの用例

1. ･･･だ。「共産党宣言」は暗黙の中にこの気持ちを十分に表現しているよう･･･ 有島武郎「想片」
2. ･･･、世馴れた大人同士の暗黙の裏の了解ができて、そこで、「どちら･･･ 太宰治「女の決闘」
3. ･･･としての利己主義を、暗黙のうちに正義に化す。」　私は、いやな気が･･･ 太宰治「乞食学生」

「暗黙の了解」とは？

「暗黙」を用いた表現の一つに「暗黙の了解」があります。

「暗黙の了解」とは、言葉にしなくても、当事者間で了承されていることをいいます。

「暗黙の了解」という表現は、当事者同士が口に出さなくても共有している理解や合意のことを指すんだよ。

そやな、それは「言わなくてもわかる約束」みたいなもんやな。口には出さへんけど、お互いが理解しとることや。

わざわざ言わんでもええくらい、お互いがちゃんと分かっとるんやな。

【例文】

1. その件に関しましては、両者間に暗黙の了解がありました。
2. こっちは暗黙の了解があると思っていたのに、健太くんは了承した覚えは無いという。