役務の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
役務
【読み方】
えきむ
【意味】
労働などによるつとめ。
「役務」という言葉は、公的な仕事や、他の人のために行う労働を指すんだよ。
そやな、それは「公のための仕事」や、「他人のためにする働き」ってことやな。
他人のためにがんばること、それが「役務」やな。
【語源・由来】
「役」は「人民に割り当てるつらい仕事。労働や戦争などの務め。」
「務」は「力を尽くして当たるべき仕事や役目。つとめ。つとめる。」
【類義語】
勤仕、奉仕、務め、勤め
役務(えきむ)の解説
カンタン!解説
「役務」っていう言葉は、公のためや他人のために行う仕事や労働のことを指すんだよ。
たとえば、政府が提供するサービスや、公務員が行う仕事は「公的な役務」になるんだ。それは、社会全体や共同体のために行われる仕事なんだよね。
また、「役務」は、他人のために行う労働も意味するよ。これは、例えば、レストランで働くウェイトレスが客のために料理を運んだり、清掃員が公共の場所をきれいに保つために掃除をする、そういう他人のための仕事を指すんだ。
だから、「役務」っていう言葉は、公のためや他人のために行う仕事や労働のことを指す言葉なんだね。
役務(えきむ)の使い方
学校の費用だけじゃなく、学習塾やそろばんなどの役務の提供の対価を祖父母が支払うと非課税になるんだって。
へえ。相続税対策と孫への深い愛情のために、どんどん払ってもらわないといけないわね。
老後の資金が潤沢ならばお願いしたいね。
何に使われるか不明瞭な税金として回収されるよりも、孫のために使った方が明確でいいわよね。
役務(えきむ)の例文
- 役務の対価として費用をいただく。
- 新人大会で教員が役務につく。
- 役務提供の申告漏れ所得金額が増加した。
- 高度な操縦スキルを持つパイロットが飛行役務を担うドローン事業の競争が激化している。
- リモートワークの導入で、労働による役務提供が比較的簡単に国境を跨ぐ時代になりました。
「役務の提供」とは?
「役務」は、「役務の提供(えきむのていきょう)」という表現で、税務でよく使われます。
ここでは、「役務」は「サービス」を意味します。
一般的に「役務の提供」とは、「法人または個人が事業として行っているサービス」をいいます。
「役務の提供」という言葉は、企業や個人がビジネスとして行うサービスのことを指すんだよ。
ああ、なるほどな。それはつまり、会社や個人がビジネスで提供してる「お手伝い」のことを言うんやな。
これは、みんなの生活を便利にしたり、楽にしたりするためのサービスやね。
消費税の対象となる「役務の提供」は、
土木工事、修繕、運送、保管、印刷、広告、仲介、興行、宿泊、飲食、技術援助、情報の提供、便益、出演、著述その他のサービスを提供することをいます。
また、弁護士、公認会計士、税理士、作家、スポーツ選手、映画監督、棋士等によるその専門的知識、技能等に基づく「役務の提供」もこれに含まれるとされています。
消費税に関しては明確に定義されていますが、「役務の提供」自体を明確に定義している法令はありません。なので、そのサービスが「役務の提供」なのかどうかは個々の事例によって判断するしかない状況にあります。