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「筆致」の意味と使い方や例文!「軽妙な筆致」とは?(類義語)

【二字熟語】
筆致

【読み方】
ひっち

【意味】
書画や文章の書きぶり。筆のおもむき。筆つき。

【語源・由来】
「筆」は「文字や絵をかくこと。」
「致」は「気持ちのおもむくところ。」

【類義語】
書体、書風

筆致(ひっち)の使い方

ともこ
このテストは名前が無いんだけど、誰のか分かる?
健太
この独特な筆致は彼のだよ。彼しかいないよ。
ともこ
確かに独特な筆致ね。
健太
独特過ぎて真似することができないんだ。

筆致(ひっち)の例文

  1. その漫画は、とても細かい筆致で描かれたキャラクターが魅力的でした。
  2. 簡潔かつ平明な筆致が、彼女のルポの売りです。
  3. ゴッホの力強い筆致に魅了される。
  4. あいつのきびきびした筆致を見た時、俺は桑田にだってとても敵わないと思った。(菊池寛、無名作家の日記)
  5. その文章は、男性的な筆致で書いてありました。

「軽妙な筆致」とは?

筆致」を用いた表現の一つに「軽妙な筆致(けいみょうなひっち)」があります。

軽妙な筆致」の「軽妙」とは、「文章・話・技などが、軽快でうまみがあること。気が利いていておもしろいこと。また、そのさま。」という意味です。

軽妙な筆致」とは、気が利いていておもしろい、軽快でうまみがある書画や文章の書きぶりのことをいいます。

【例文】

  1. その連載は軽妙な筆致で評判になり、一躍彼は人気作家になった。
  2. 彼は、旅を題材とした軽妙な筆致の随筆で知られています。
  3. 彼の絵の軽妙な筆致と華麗な色彩に、師の影響がみられる。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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