【二字熟語】
豹変
【読み方】
ひょうへん
【意味】
人の態度や性行ががらりと変わること。本来はよいほうへ変わるのに用いたが、現在では、よくないほうへ変わる意味でいうことが多い。
【語源・由来】
「易経」の「君子豹変す、小人は面を革む」による語。豹の斑文がくっきりしているように、君子ははっきりと過ちを改めるという意から。
【類義語】
一変、一転、急転、急変、激変
豹変(ひょうへん)の使い方
みんなともこちゃんの豹変に驚いていたよ。
容姿をけなされると、どうしても許せないのよ。
彼がともこちゃんの地雷を踏んだから、ともこちゃんが態度を豹変させることになったんだね。
そうなのよ。私の地雷じゃなくても、人の容姿をけなすことは人としてだめなことだと思うわ。
豹変(ひょうへん)の例文
- 彼は、車に乗ったとたんに攻撃的な性格に豹変する。
- 不利とみて態度が豹変した。
- 私はともこちゃんの態度の豹変に戸惑った。
- 私がお金がないことを知ると、彼の態度が豹変した。
- 酒を飲むと彼は性格が豹変する。
「君子は豹変す」とは?
「豹変」は、「君子は豹変す(くんしはひょうへんす)」から生まれた言葉です。
「君子は豹変す」とは、立派な人物は、自分の過ちを悟った時には、すぐにそれを鮮やかに改めて善に移るという意味です。
転じて、態度や主張を急に変えることを意味するようになりました。
「君子」は、徳のある人物の意味です。
【例文】
- 君子は豹変すというが、失敗した時にこそその人の本質が分かる。
- 君子は豹変すの言葉通り、彼は潔く非を認め頭を下げた。