【二字熟語】
論旨
【読み方】
ろんし
【意味】
議論の要旨。議論の趣旨。
【語源・由来】
「論」は「筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。」
「旨」は「むね。こころざし。考え。意向。」
【類義語】
趣旨、骨子
論旨(ろんし)の使い方
で、結局この人は何が言いたいの?
冒頭に論旨が書いてあったのに読まなかったの?
こんな長い論文は読めないよ。
冒頭の論旨だけでもしっかり読んでちょうだい。
論旨(ろんし)の例文
- かれらの論旨は、私をけっして説得できなかったが、私をぐらつかせた。(ルソー、孤独な散歩者の夢想)
- あなたの論文の論旨を、原稿用紙二枚にまとめてきてください。
- 論旨が不明瞭なため、とてもつかみにくい文章だ。
- 幅広い人に支持を求めるならば、論旨明快であることが大事だ。
- 論文発表の最中に、論旨がごちゃごちゃになったらしい健太くんに助け舟を出す。
「論旨」と「趣旨」の違いは?
「論旨」に似ている語に「趣旨(しゅし)」があります。
「趣旨」とは、「物事の中心となるおもむき。文章や話で言おうとしていること。また、ある事をする目的や理由。趣意。」という意味です。
「論旨」も「趣旨」も、中心となる事柄をいいます。
しかし「論旨」は、議論の中心となる事柄をいいます。
対して「趣旨」は、文章や活動などの中心となる事柄をいいます。