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「論旨」の意味と使い方や例文!「趣旨」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
論旨

【読み方】
ろんし

【意味】
議論の要旨。議論の趣旨。

【語源・由来】
「論」は「筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。」
「旨」は「むね。こころざし。考え。意向。」

【類義語】
趣旨、骨子

論旨(ろんし)の使い方

健太
で、結局この人は何が言いたいの?
ともこ
冒頭に論旨が書いてあったのに読まなかったの?
健太
こんな長い論文は読めないよ。
ともこ
冒頭の論旨だけでもしっかり読んでちょうだい。

論旨(ろんし)の例文

  1. かれらの論旨は、私をけっして説得できなかったが、私をぐらつかせた。(ルソー、孤独な散歩者の夢想)
  2. あなたの論文の論旨を、原稿用紙二枚にまとめてきてください。
  3. 論旨が不明瞭なため、とてもつかみにくい文章だ。
  4. 幅広い人に支持を求めるならば、論旨明快であることが大事だ。
  5. 論文発表の最中に、論旨がごちゃごちゃになったらしい健太くんに助け舟を出す。

「論旨」と「趣旨」の違いは?

論旨」に似ている語に「趣旨(しゅし)」があります。

趣旨」とは、「物事の中心となるおもむき。文章や話で言おうとしていること。また、ある事をする目的や理由。趣意。」という意味です。

論旨」も「趣旨」も、中心となる事柄をいいます。

しかし「論旨」は、議論の中心となる事柄をいいます。

対して「趣旨」は、文章や活動などの中心となる事柄をいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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