【二字熟語】
浅慮
【読み方】
せんりょ
【意味】
考えの浅いこと。あさはかな考え。
【語源・由来】
「浅」は「知識・思慮が乏しい。あさはか。」
「慮」は「あれこれと思いめぐらす。思い。考え。」
【類義語】
浅薄、短慮
【対義語】
深慮
浅慮(せんりょ)の使い方
若い校長先生っていないね。
若いと浅慮で優柔不断だったりして、人の上に立つにはふさわしくないんじゃないの。
校長先生には、人生経験を積んでいる深慮な人がふさわしいよね。
その方が生徒も親も安心よね。
浅慮(せんりょ)の例文
- 自らの浅慮を恥じる。
- 先生に口答えするとはいかにも浅慮だった。
- 世間の噂を鵜呑みにするとは浅慮だ。
- 君の浅慮な判断でみんなが迷惑している。
- 言い分を聞かずにいきなり怒鳴るのは浅慮だったね。
「浅慮」と「短慮」の違いは?
「浅慮」に似ている語に「短慮(たんりょ)」があります。
「短慮」は
①考えがあさはかなこと。思慮の足りないこと。また、そのさま。(例:短慮な行動をつつしむ。)
②気の短いこと。また、そのさま。短気。せっかち。(例:短慮を起こす。短慮性急な人。)
という意味です。
「浅慮」も「短慮」も考えが浅いという意味があります。
しかし、「短慮」は気が短いという意味があり、「浅慮」にその意味がないという点が違います。