【二字熟語】
焦眉
【読み方】
しょうび
【意味】
危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。
【語源・由来】
眉を焦がすほど、火が身近に迫っている意から。
【類義語】
(「焦眉の急」の類義語)牛蹄の魚、涸轍の鮒、涸轍鮒魚、焼眉の急、尻に火がつく、轍鮒の急、眉に火がつく、轍に息づく鮒
焦眉(しょうび)の使い方
感染症の蔓延がおさまらないわね。
感染症の特効薬の開発が焦眉の急だよね。
開発できたら経済効果は計り知れないわね。
開発した人は神様みたいに崇め奉られるだろうね。
焦眉(しょうび)の例文
- まずは救援物資を届けるのが焦眉の急だ。
- それは焦眉の問題だ。
- 資金調達ができなければ、焦眉の急をどうすることもできない。
- この国の食糧問題は焦眉の急だ。
- 焦眉の生命の危機が迫っている。
「焦眉の急」とは?
「焦眉」を用いた語に「焦眉の急」があります。
「焦眉の急」はさし迫った危難または急務。(例:焦眉の急を告げる事態。)
という意味です。
「焦眉の急」は中国の歴史書の「五灯会元」の「禅問答」が由来です。
「切迫する状況とはどのようなことをいうのか。」と修行僧が師匠に質問をしました。師匠は「火が眉を焼く時だ。」と答えました。
ここから、眉を焦がすほど、火が身近に迫っている追いつめられた状況であることを「焦眉の急」というようになりました。