『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版しました。

「予断」の意味と使い方や例文!「予断を許さない」とは?(類義語)

【二字熟語】
予断

【読み方】
よだん

【意味】
前もって判断すること。

【語源・由来】
予め判断する意。

【類義語】
予期、予測

予断(よだん)の使い方

ともこ
健太くん。手術が成功してよかったわね。
健太
手術が成功しても予断を許さない日々が続くんだけどね。
ともこ
検査が続くのよね。
健太
大変だけど、生きるためにがんばるよ。

予断(よだん)の例文

  1. 予断と偏見に基づいた報道だった。
  2. 新型インフルエンザの感染者数は上昇傾向にあり予断を許さない。
  3. やる前から予断をもって起用法を決めるべきではないと思うので、これからの結果を見て決める。
  4. 「生立」とあるところから、生物と見られがちであった。ことに植物らしいという予断が、結論を曇らしてきたようである。(折口信夫、水の女)
  5. 雨雲レーダーで天気の急変を予断する。

「予断を許さない」とは?

予断」を用いた表現の一つに「予断を許さない(よだんをゆるさない)」があります。

予断を許さない」とは、状況や展開が不確定で見通しが立たないことをいいます。

【例文】

  1. 交渉の成り行きは予断を許さない状況です。
  2. この先何が起こるか予断を許しません。
  3. 中東の情勢は予断を許さない
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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