【二字熟語】
到底
【読み方】
とうてい
【意味】
①(あとに打消しの語を伴って)どうやってみても。どうしても。
②(主に明治期に用いた)つまるところ。つまり。
【語源・由来】
「到」は「極限までいきつく。」
「底」は「そこ。ものの最も下の部分。奥深いところ。物事のもとになるもの。」
【類義語】
どうせ、どのみち、いずれにせよ
到底(とうてい)の使い方
健太くん。がんばれー。先頭に追い付け―。
先頭走者には到底追いつけそうもないよ。へろへろだよ。
ゴールに、健太くんが大好きなアイドルが待っているわよ。
本当かな。限界突破しちゃおうかな。
到底(とうてい)の例文
- 今から受験勉強を始めて、その学校に合格するなんて到底無理だ。
- 全速力で追いかけても到底追いつかない。
- 駅まで徒歩10分の物件とされているが、10分で行くのは到底無理だ。
- 努力することを放棄するなら、君の夢は到底実現不可能だよ。
- この仕事は、締め切りまでに到底終わりそうもない。
「到底及ばない」とは?
「到底」を用いた表現の一つに「到底及ばない(とうていおよばない)」があります。
「到底及ばない」の「及ばない」とは、動詞「およ(及)ぶ」の未然形+打消しの助動詞「ない」から成る連語です。
「到底及ばない」は、どうやっても追いつかないという意味です。
【例文】
- 健太くんのスピードには到底及ばないが、体力だけは自信がある。
- ともこちゃんは大食いな方だが、健太くんには到底及ばない。
- 天賦の才がある彼には到底及ばない。