「百貫の馬にも騺」の意味(語源由来)
【ことわざ】
百貫の馬にも騺
【読み方】
ひゃっかんのうまにもたり
【意味】
優秀な人にも欠点はあるということ。また、見た目と内容が一致するとは限らないということ。
「百貫」は、大金。「貫」は、貨幣の単位。「騺」は、馬の脚が曲がって歩行困難になる病。
へぇ、それはたしかにそうやな。つまり、「どんなにええもんや人でも、完璧じゃないところがある」ってことかいな?高い馬でも病気を持ってるかもしれんし、ええ人でもちょっとした欠点があるかもしれへんってわけや。外見だけでなく、中身もちゃんと見なあかんってことやね。
一見すごく価値があるように見えても、実際は違うこともあるし、逆もまた真なりやな。人や物を判断するときは、いろんな角度からよく見ることが大事やってことや。
【語源由来】
大金で買った名馬でも騺という病気を持っていることがあるという意から。
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「百貫の馬にも騺」の解説
カンタン!解説
「百貫の馬にも騺」っていう言葉は、どんなに高価で立派な名馬でも、何らかの欠点や病気を持っていることがあるって意味だよ。これは、どんなに優れた人や物事でも、完璧ではなく欠点があるということを教えてくれているんだ。
たとえば、学校でいつもテストの点数が良い友達でも、スポーツが苦手だったり、音楽がうまくなかったりすることがあるよね。また、とても美しい絵や芸術作品でも、作者が何かしらの困難や悩みを抱えていたりすることがある。
このことわざからは、人や物事を一見の印象だけで判断しないこと、そして、どんなに素晴らしいと思えるものでも、完璧ではないということを受け入れることの大切さを学ぶことができるね。人にも物事にも長所と短所があって、それがあってこそ個性や魅力が生まれるんだ。だから、他人の欠点を見つけたときには、それを理解し受け入れる心の広さも大切なんだよ。
「百貫の馬にも騺」の使い方
昨日のテスト、やばかったよね。健太くんも難しかった?
うん、特に数学が。でも、さすがにともこちゃんは大丈夫だったでしょ?いつもトップクラスの成績だし。
百貫の馬にも騺って言うじゃない?今回の数学、本当に苦手な分野だったんだよ。
]いつも完璧に見えるから、ちょっとびっくりだよ。
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「百貫の馬にも騺」の例文
- 世界中で尊敬される有名な科学者でも、百貫の馬にも騺のように、人間関係においては難があることがしばしばある。
- その絵画は市場で非常に高い評価を受けているが、専門家の目から見ると、百貫の馬にも騺と言えるような細かい技術的な欠点がいくつか見受けられる。
- 最先端技術を駆使したその新製品は多くの注目を集めたが、使い勝手に関しては百貫の馬にも騺という評価を受けている。
- 彼は学業成績が非常に優秀で、どんな難しい試験も楽々とクリアしてしまうが、百貫の馬にも騺、運動に関しては全くの不得手だ。
- その会社は業界内で非常に高い地位を占めているが、百貫の馬にも騺、内部のコミュニケーション不足が度々問題になっている。
これは、どんなにすぐれた人や物であっても完璧ではなく、何らかの欠点があることを示しているんだね。また、外見だけではその価値や内容を完全には判断できない、見た目と実際が異なる場合があるという教訓も含んでいる言葉なんだ。