帷幄の臣 |
威あって猛からず |
いい後は悪い |
言い勝ち功名 |
異域の鬼となる |
言いたいことは明日言え |
意到りて筆随う |
言うた損より言わぬ損が少ない |
謂う勿れ、今日学ばずして来日有りと |
言うは易く行うは難し |
家売れば釘の価 |
家柄より芋茎 |
家其の所に足る者は、聖人に従わず |
家に諫むる子あれば、其の家必ず正し |
家に杖つく |
家に無くてならぬものは上がり框と女房 |
家に鼠、国に盗人 |
家に弊帚有り、之を千金に享る |
家の高いより床の高いがよい |
家は弱かれ主は強かれ |
家貧しくして親老ゆれば禄を択ばずして仕う |
家貧しくして孝子顕る |
家を移して妻を忘る |
毬栗も内から割れる |
鋳掛け屋の天秤棒 |
怒りには則ち理を思い、危うきには義を忘れず |
怒りは逆徳なり、兵は凶器なり、争いは末節なり |
怒りは敵と思え |
怒りを遷さず |
怒れる拳笑顔に当たらず |
生き馬の目を抜く |
勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ |
行き掛けの駄賃 |
生きた空もない |
生きての恨み死しての嘆き |
憤りを発して食を忘る |
生き二両に死に五両 |
息の香の臭きは主知らず |
行きはよいよい帰りは怖い |
生き身は死に身 |
戦を見て矢を矧ぐ |
生簀の鯉 |
意見三両、堪忍五両 |
意見と餅はつくほど練れる |
懿公鶴を好む |
諍い果てての契り |
いざ鎌倉 |
砂長じて巌となる |
砂に黄金、泥に蓮 |
砂を集めて塔を積む |
井渫えて食われず |
石臼を箸に刺す |
石が浮かんで木の葉が沈む |
石が流れて木の葉が沈む |
石蟹の穴へ海蟹は入らず |
石車に乗っても口車に乗るな |
石地蔵に蜂 |
石、玉をつつみて山輝く |
石で手を詰める |
石に裃 |
石に灸 |
石に口漱ぎ流れに枕す |
石に錠 |
石に立つ矢 |
石に花咲く |
石に布団は着せられず |
石に枕し流れに漱ぐ |
石に耳あり |
石の上にも三年 |
石の物言う世の中 |
石橋を叩いて渡る |
石部金吉鉄兜 |
医者が取るか坊主が取るか |
医者寒からず儒者寒し |
医者上手にかかり下手 |
医者知者福者 |
医者と味噌は古いほどよい |
医者の薬も匙加減 |
医者の自脈効き目なし |
医者の不養生 |
石破れ天驚く |
衣食足りて礼節を知る |
石を抱きて淵に入る |
衣、新を経ずんば何に由りて故ならん |
鶍の嘴の食い違い |
居ずば出会え |
出雲の神より恵比寿の紙 |
出ずる息の入るをも待つべからず |
何れ菖蒲か杜若 |
伊勢へ七度、熊野へ三度 |
葦巣の悔い |
居候置いて合わず居て合わず |
居候三杯目にはそっと出し |
居候の三杯目 |
急がば高火 |
急がば回れ |
急ぎの文は静かに書け |
磯際で船を破る |
磯の鮑の片思い |
痛い上の針 |
衣帯を解かず |
板倉殿の冷え炬燵 |
板子一枚下は地獄 |
痛し痒し |
鼬になり貂になり |
鼬の最後っ屁 |
鼬の無き間の貂誇り |
鼬の道切り |
痛む上に塩を塗る |
一悪を以て其の善を忘れず |
一瓜実に二丸顔 |
一運二腰三拍子 |
一翳眼にあれば空華乱墜す |
一淵には両鮫ならず |
一押し二金三男 |
一髪、二化粧、三衣装 |
一芸は道に通ずる |
一合取っても武士は武士 |
一言既に出ずれば駟馬も追い難し |
一日敵を縦せば数世の患い |
一日作さざれば一日食らわず |
一日作さざれば百日食らわず |
一日の長 |
一日再び晨なり難し |
一時の懈怠は一生の懈怠 |
一字の師 |
一樹の陰一河の流れも他生の縁 |
一場の春夢 |
一善を廃すれば衆善衰う |
一種二肥三作り |
一度あることは二度ある |
一と言うたら二と悟れ |
一度死ねば二度死なぬ |
一度はままよ二度はよし |
一度焼けた山は二度は焼けぬ |
一無かるべからず、二あるべからず |
一難去ってまた一難 |
一に看病二に薬 |
市に帰するが如し |
一日一字を学べば三百六十字 |
一日之を暴めて十日之を寒す |
一日猿楽に鼻を欠く |
一日の計は朝にあり |
一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪引く |
一に養生二に介抱 |
市に禍を買う |
一人虚を伝うれば万人実を伝う |
一人の斉語、衆楚のかまびすしきに耐えず |
一人善く射れば百夫決拾す |
一念岩をも通す |
一念天に通ず |
一年の計は元旦にあり |
一農耕さざれば民或は之が為に飢う |
一の裏は六 |
一馬の奔る、一毛の動かざるは無し |
一番風呂は馬鹿が入る |
一引き二才三学問 |
一姫二太郎 |
一富士二鷹三茄子 |
一枚の紙にも裏表 |
一目の網は以て鳥を得べからず |
逸物の鷹も放さねば捕らず |
一も取らず二も取らず |
一文惜しみの百知らず |
一文高の世の中 |
一葉落ちて天下の秋を知る |
一葉目を蔽えば泰山を見ず |
一利を興すは一害を除くに如かず |
一輪咲いても花は花 |
一を聞いて十を知る |
一を知りて二を知らず |
一を以て万を知る |
一家の富貴は千家の怨み |
一家を機杼す |
一饋に十度立つ |
一簣の功 |
一挙手一投足 |
一簣を以て江河を障う |
一薫一蕕十年なお臭あり |
一鶏鳴けば万鶏歌う |
一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ |
一行失すれば百行共に傾く |
一災おこれば二災おこる |
一死一生乃ち交情を知る |
一将功成りて万骨枯る |
一生添うとは男の習い |
一升徳利に二升は入らぬ |
一升の餅に五升の取粉 |
一寸先は闇 |
一寸の光陰軽んずべからず |
一寸延びれば尋延びる |
一寸の虫にも五分の魂 |
一銭を笑う者は一銭に泣く |
一簞の食一瓢の飲 |
一籌を輸す |
一朝の怒りに其の身を忘る |
一丁字を識らず |
一擲乾坤を賭す |
一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る |
一天万乗の君 |
一頭地を抜く |
一敗地に塗れる |
一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む |
一髪千鈞を引く |
一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ |
一斑を見て全豹を卜す |
一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う |
一匹の鯨に七浦賑わう |
溢美の言 |
一夫関に当たれば万夫も開くなし |
一夫耕さざれば天下其の飢を受く |
一片の雲も日を蔽う |
鷸蚌の争い |
いつまでもあると思うな親と金 |
いつも月夜に米の飯 |
いつも柳の下に泥鰌は居らぬ |
乙夜の覧 |
佚を以て労を待つ |
井戸から火の出たよう |
従兄弟同士は鴨の味 |
愛しき子には旅をさせよ |
井戸の端の童 |
猗頓の富 |
居ない者貧乏 |
田舎に京あり |
田舎の学問より京の昼寝 |
稲荷の前の昼盗人 |
井に坐して天を見る |
古を以て今を制する者は事の変に達せず |
犬一代に狸一匹 |
戌亥の夕立と伯母御の牡丹餅は来ぬためし無し |
犬が西向きゃ尾は東 |
鷸蚌の争い |
犬と猿 |
犬に肴の番 |
犬になるなら大家の犬になれ |
犬にも食わせず棚にも置かず |
犬に論語 |
犬の一年は三日 |
犬の尾を食うて回る |
犬の川端歩き |
犬の逃げ吠え |
犬は人に付き猫は家に付く |
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ |
犬骨折って鷹の餌食 |
犬も歩けば棒に当たる |
犬も食わない |
犬も朋輩鷹も朋輩 |
稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く |
稲は実るにつけて俯き、侍は出世につけて仰向く |
豕を抱いて臭きを知らず |
猪も七代目には豕になる |
命あっての物種 |
命あれば海月も骨に会う |
命長ければ恥多し |
命長ければ蓬莱に会う |
命に過ぎたる宝なし |
命の洗濯 |
命は義によりて軽し |
命は槿花の露の如し |
命は鴻毛より軽し |
命は宝の宝 |
命は風前の灯の如し |
命は法の宝 |
命より名を惜しむ |
井の中の蛙大海を知らず |
祈るより稼げ |
医は仁術 |
衣は新に如くはなく、人は故に如くはなし |
衣鉢を継ぐ |
衣は帛を重ねず |
茨垣を裸身で潜る |
茨に棘あり |
茨の中にも三年の辛抱 |
渭浜の器 |
韋編三度絶つ |
移木の信 |
居仏が立ち仏を使う |
今泣いた烏がもう笑う |
今の甘葛、後の鼻面 |
今の情けは後の仇 |
今参り二十日 |
今際の念仏誰も唱える |
芋頭でも頭は頭 |
芋茎で足を突く |
芋の煮えたも御存じない |
芋虫でもつつけば動く |
倚門の望 |
いやいや三杯 |
卑しむ金木で目を突く |
厭と頭を縦に振る |
いらつは恋の癖 |
いらぬお世話の蒲焼き |
いらぬ物も三年たてば用に立つ |
伊蘭の林に交われども赤栴檀の香は失せず |
入り日よければ明日天気 |
入り船あれば出船あり |
入るを量りて出ずるを為す |
入れ物と人はある物使え |
色男金と力はなかりけり |
色気と痔の気の無い者はない |
色気より食い気 |
色の白いは七難隠す |
色は思案の外 |
色を見て灰汁をさせ |
鰯網で鯨捕る |
鰯の頭も信心から |
鰯の頭をせんより鯛の尾に付け |
言わぬが花 |
言わぬ事は聞こえぬ |
言わぬは言うにまさる |
韋を佩びて以て己を緩くす |
衣を解き食を推す |
夷を以て夷を制す |
因果の小車 |
殷鑑遠からず |
印形は首と釣り替え |
咽喉右臂の地 |
引導を渡す |
陰徳あれば必ず陽報あり |
陰徳は末代の宝 |