【か】からはじまることわざ一覧 飼い犬に手を噛まれる 飼い養う犬も主を知る 貝殻で海を干す 会稽の恥 骸骨を乞う 解語の花 睚眥の怨み 害心ある者妨害あり 灰燼に帰す 海賊が山賊の罪をあげる 咳唾珠を成す 書いた物が物を言う 海棠眠り未だ足らず 快刀乱麻を断つ 快犢車を破る 飼い鳥を刺す如し 甲斐無き星が夜を明かす 櫂は三年櫓は三月 凱風南よりして彼の棘心を吹く 隗より始めよ 怪力乱神を語らず 偕老同穴 回禄の災い 階を釈てて天に登る 買うは貰うに勝る 替え着なしの晴れ着なし カエサルの物はカエサルに 蛙の願立て 蛙の行列 蛙の子は蛙 蛙の面に水 蛙は口から呑まるる 顔色をうかがう 顔から火が出る 顔で笑って心で泣く 顔に泥を塗る 顔に似ぬ心 顔を合わせる 顔を立てる 嬶天下に空っ風 河海は細流を択ばず 蚊がうすづけば雨が降る 下学して上達す 踵で頭痛を病む 鏡明らかなれば則ち塵垢止まらず かがみ女に反り男 鏡は女の魂 掛かるも引くも折による 河漢の言 柿が赤くなれば医者は青くなる 垣堅くして犬入らず 餓鬼に苧殻 牆に耳あり 垣根と諍いは一人でならぬ 鍵の穴から天を覗く 餓鬼の断食 餓鬼の花争い 餓鬼の目に水見えず 餓鬼も人数 蝸牛角上の争い 火牛の計 柿を盗んで核を隠さず 学者と大木は俄にできぬ 学者の取った天下なし 学者の不身持ち 隠すより現る 客星帝座を犯す 下愚の性移るべからず 学の前に書来る 学は及ばざるが如くす 学若し成らずんば死すとも帰らず 学問に王道なし 学問に近道なし 楽屋から火を出す 楽屋で声を嗄らす 獲麟 隠れたるより見るるはなし 隠れての信は現れての徳 家鶏を賤しみて野雉を愛す 駆け馬に鞭 駆けつけ三杯 陰で糸を引く 陰では殿の事も言う 陰に居て枝を折る 陰になり日向になり 影の形に随うが如し 影も無いのに犬は吠えぬ 陽炎、稲妻、水の月 影を畏れ迹を悪む 嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず 画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる 籠で水汲む 駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人 風穴を開ける 風上にも置けない 風下に笊 傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ 嵩に懸かる 風見の烏 火事あとの釘拾い 火事あとの火の用心 貸し借りは他人 賢い人には友がない 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる 火事と喧嘩は江戸の花 和氏の璧 鹿島立ち 華胥の国に遊ぶ 家書万金に抵る 頭を懸け股を刺す 歌人は居ながらにして名所を知る 鎹思案 霞に千鳥 苛政は虎よりも猛し 河清を俟つ 風、条を鳴らさず 風が吹けば桶屋が儲かる 稼ぎ男に繰り女 稼ぐに追いつく貧乏なし 稼ぐに追い抜く貧乏神 風に順いて呼ぶ 風にそよぐ葦 風の吹き回し 風の前の塵 風の耳を過ぐるが如し 風、破窓を射て灯火滅し易し 風は吹けども山は動ぜず 風邪は万病の元 風吹かぬ間の花 風吹けば木安からず 堅い石から火が出る 堅い木は折れる 敵の家でも口を濡らせ 敵の前より借金の前 難きを先にして獲るを後にす 片口聞いて公事を分くるな 形は生めども心は生まぬ 片手で錐は揉まれぬ 刀折れ矢尽きる 刀は武士の魂 刀を売りて子牛を買う 片棒を担ぐ 片山曇れば片山日照る 語り下手の聞き上手 花中の鶯舌は花ならずして芳し 火中の栗を拾う 勝ちを千里の外に決す 餓えて死ぬは一人、飲んで死ぬは千人 鰹節と砥石の借入れはない 鰹節を猫に預ける 渇して井を穿つ 渇しても盗泉の水を飲まず 渇すれども盗泉の水を飲まず 渇すれども盗泉の水を飲まず 勝った自慢は負けての後悔 勝って兜の緒を締めよ 河童に塩を誂える 河童に水練 河童の川流れ 河童の寒稽古 河童の屁 刮目して相待つべし 勝つも負けるも時の運 活を入れる 褐を被て玉を懐く 勝てば官軍、負ければ賊軍 糧を捨てて船を沈む 糧を敵に借る 瓜田に履を納れず 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや 河東の獅子吼 門松は冥土の旅の一里塚 家内喧嘩は貧乏の種蒔き 鼎足を折り公の餗を覆す 鼎の軽重を問う 鼎の沸くが如し 鼎を扛ぐ 悲しい時は身一つ 悲しみは生別離より悲しきは莫し 彼方によければ此方の恨み 鉄鎚の川流れ 叶わぬ恋に心を尽くすより犬猫を飼え 叶わぬ時には親を出せ 叶わぬ時の神頼み 蟹の念仏 蟹の横這い 蟹は甲羅に似せて穴を掘る 科に盈ちて後進む 鐘鋳るまでの土鋳型 金請けするとも人請けするな 金が言わせる旦那 金が唸る 金が敵 金が金を儲ける 金が子を生む 金が物を言う 金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる 金で面を張る 金に飽かす 金に糸目を付けない 鐘の音がよく聞こえると雨 金の切れ目が縁の切れ目 金の鎖も引けば切れる 金の光は阿弥陀ほど 金の光は七光 金の棒にも縋ってみよ 金の草鞋で探す 金の草鞋で尋ねる 金は命の親、命の敵 金は浮き物 金は片行き 金は三欠くに溜まる 金は天下の回り物 金は湧き物 金儲けと死に病に易い事なし 鐘も撞木の当たり柄 金持ち金を使わず 金持ち喧嘩せず 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い 金持ちの貧乏人、貧乏人の金持ち 鉦や太鼓で捜す 金を貸せば友を失う 蛾の火に赴くが如し 貨の悖りて入る者は亦悖りて出ず 蚊柱立てば雨 寡は衆に敵せず 稼は老農に如かず、圃は老圃に如かず 黴が生える 禍福己による 禍福は糾える縄の如し 禍福は門なし唯人の招く所なり 兜を脱ぐ 株を守りて兎を待つ 画餅に帰す 壁に馬を乗りかける 壁に耳あり障子に目あり 壁の穴は壁で塞げ 壁を穿ちて書を読む 果報は寝て待て 竈将軍 蝦蟆は日夜鳴けども人之を聴かず 噛み合う犬は呼び難し 上清ければ下濁らず 紙子着て川へ入る 上、材を求むれば臣は木を残う 神様にも祝詞 裃を着た盗人 紙漉きの手鼻 剃刀と奉公人は使いよう 剃刀の刃渡り 雷が鳴ると梅雨が明ける 上に居て驕らざれば高くして危うからず 上に交わりて諂わず、下に交わりて驕らず 上の好む所、下これよりも甚だし 神の神庫も梯のままに 神は非礼を受けず 神は見通し 神へも物は申しがら 髪結い髪結わず 上を学ぶ下 噛む馬はしまいまで噛む 亀の甲より年の功 亀の年を鶴が羨む 鴨集まって動ずれば雷となる 鴨が葱を背負って来る 賀茂川の水 可もなく不可もなし 鴨の水掻き 鴨を打って鴛鴦を驚かす 下問を恥じず 瑕瑜相揜わず 痒い所に手が届く 粥腹も一時 空馬に怪我なし 烏の頭の白くなる 烏の行水 烏の雌雄 烏羽の文字 烏は百度洗っても鷺にはならぬ 烏は鵜に使う 烏を鷺 唐へ投げ金 唐物商いは千里一跳ね 借り着より洗い着 借りて借り得貸して貸し損 借りてきた猫 狩人罠にかかる 画竜点睛を欠く 河梁の別れ 借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔 借りる八合、済す一升 枯れ木に花 枯れ木も山の賑わい 彼も一時、此も一時 彼を知り己を知れば百戦殆うからず 彼を知り己を知れば百戦して殆うからず 餓狼の庖厨を守る如し 夏炉は湿を炙り、冬扇は火を翣ぐ 可愛い子には旅をさせよ 可愛可愛は憎いの裏 可愛さ余って憎さ百倍 皮一枚剥げば美人も髑髏 乾き田に水 川口で船を破る 川越して宿を取れ 川立ちは川で果てる 川中には立てど人中には立たれず 川に水運ぶ 川の石星となる 河は委蛇を以ての故に能く遠し 皮引けば身が付く 皮一重 川向かいの喧嘩 土器の欠けも用あり 瓦は磨いても玉にはならぬ 瓦も磨けば玉となる 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る 蚊を殺すにはその馬を撃たず 蚊をして山を負わしむ 可を見て進み難を知りて退く 棺桶に片足を突っ込む 冠蓋相望む 考える葦 勧学院の雀は蒙求を囀る 頷下の珠 關關たる雎鳩は河の洲に在り 寒九の雨 緩急宜しきを得る 眼光紙背に徹す 函谷関の鶏鳴 閑古鳥が鳴く 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る 間然する所無し 癇癪持ちの事破り 雁書 勘定合って銭足らず 寒松千丈の節 感心上手の行い下手 韓信の股くぐり 甘井先に竭く 間然するところなし 肝胆相照らす 邯鄲の歩み 邯鄲の夢 肝胆も楚越なり 肝胆を砕く 肝胆を披く 管中に豹を見る 眼中の釘 眼中人なし 干天の慈雨 勘当に科なく赦免に忠なし 甘棠の愛 関東の食い倒れ上方の着倒れ 雁捕る罠に鶴 姦無きを以て吠えざるの狗を畜うべからず 艱難汝を玉にす 寒に帷子、土用に布子 簡にして要を得る 感に堪えない 堪忍の忍の字が百貫する 堪忍は一生の宝 堪忍袋の緒が切れる 肝脳、地に塗る 旱魃に飢饉なし 旱魃に水 間髪を入れず 汗馬の労 雁は八百、矢は三本 雁は八百、矢は三文 看板倒れ 看板に偽りあり 看板に偽りなし 管豹の一斑 完膚無きまで 完膚無し 完璧 管鮑の交わり 冠古けれども沓に履かず 冠敝ると雖も必ず首に加う 雁も鳩も食わねば知れぬ 歓楽極まりて哀情多し 眼裏に塵あって三界窄し 冠履は同じく蔵めず 冠履を貴んで頭足を忘る 韓盧を馳せて蹇兎を逐う 棺を蓋いて事定まる 管を以て天を窺う