贔屓の引き倒し |
日出でて作し、日入りて息う |
秀でて実らず |
引いて発たず |
ビードロを逆さまに吊るす |
火打ち石、据え石にならぬ |
火打ち箱に煙硝入れて昼寝する |
非学者論に負けず |
日陰の梨 |
日陰の豆も時が来ればはぜる |
日暈雨傘月暈日傘 |
東に近ければ西に遠い |
東は東、西は西 |
干潟の鰯 |
日が西から出る |
飛蛾の火に赴くが如し |
火が火を喚ぶ |
光あるものは光あるものを友とす |
光るほど鳴らぬ |
引かれ者の小唄 |
彼岸が来れば団子を思う |
日勘定では足らぬが月勘定では余る |
彼岸過ぎての麦の肥料、三十過ぎての男に意見 |
飛脚に三里の灸 |
比近説ばざれば修遠を務むる無かれ |
低き所に水溜まる |
引く手数多 |
比丘尼に笄 |
比丘尼に髭出せ |
日暮れて道遠し |
日暮れて道を急ぐ |
日暮れの山入り |
火消しの家にも火事 |
鬚の塵を払う |
卑下も自慢のうち |
非細工の小刀減らし |
膝頭で江戸へ行く |
瓢で藁打つ |
瓢に浮き |
庇を貸して母屋を取られる |
膝っ子に目薬 |
膝とも談合 |
膝枕に頬杖 |
罷士は伍無く罷女は家無し |
秘事は睫 |
柄杓で海を換える |
非常の人有りて非常の事有り |
美女舌を破る |
美女は醜婦の仇 |
美女は生を断つ斧 |
聖も時に遇わず |
臂を噛む |
美人に年なし |
美人の終わりは猿になる |
美人は言わねど隠れなし |
翡翠は羽を以て自ら害わる |
日西山に薄る |
尾生の信 |
ひそかに諌めて公にほめよ |
鼻息を仰ぐ |
顰みに倣う |
額に箭は立つとも背に箭は立たず |
左団扇で暮らす |
左思いに右謗り |
左褄を取る |
左は勝手右は得手 |
左前になる |
ひだるい時にまずい物なし |
日中すれば則ち昃き、月盈つれば則ち食く |
美中に刺あり |
飛鳥尽きて良弓蔵され、狡兎死して走狗烹らる |
飛鳥の摯つや其の首を俛す |
飛鳥人に依れば自ずから憐愛を加う |
匕箸を失う |
美疢は悪石に如かず |
筆硯を新たにする |
羊虎を仮る |
羊の歩み |
羊の番に狼 |
羊を亡いて牢を補う |
羊をして狼に将たらしむ |
羊を以て牛に易う |
筆舌に尽くし難い |
匹夫罪なし、璧を懐けば其れ罪あり |
匹夫の勇 |
匹夫も志を奪う可からず |
必要は発明の母 |
火で火は消えぬ |
日照りに不作なし |
日照りの高木履 |
人垢は身に付かぬ |
人ある中に人なし |
人焉んぞ廋さんや |
肘鉄砲を食わせる |
人を謗るは鴨の味 |
人の噂も七十五日 |
人の口に戸は立てられぬ |
人の振り見て我が振り直せ |
人の褌で相撲を取る |
人はパンのみにて生くるものに非ず |
人は見かけによらぬもの |
人を見たら泥棒と思え |
人を見て法を説け |
火に油を注ぐ |
火の無い所に煙は立たぬ |
火蓋を切る |
百聞は一見に如かず |
瓢箪から駒が出る |
人こそ人の鏡 |
人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む |
人と屏風は直ぐには立たず |
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し |
一花咲かせる |
人を射んとせば先ず馬を射よ |
人を呪わば穴二つ |
百害あって一利なし |
百日の説法屁一つ |
貧すれば鈍する |
貧乏暇なし |
一筋縄では行かない |
百尺竿頭に一歩を進む |
人は一代名は末代 |
百里を行く者は九十里を半ばとす |
百年河清を俟つ |
肘鉄を食う |
人の己を知らざるを患えず |
一人口は食えぬが二人口は食える |
人を以て鑑と為す |
微に入り細を穿つ |
髀肉の嘆 |
瓢簞に釣り鐘 |
貧乏くじを引く |
貧の盗みに恋の歌 |
美女は命を断つ斧 |
東雷雨降らず |
飛行機雲が立つ時は雨が近い |
未の時に晴るるは雨には蓑笠を脱ぐ |
日照りの朝曇り |
ヒバリが高く昇ると晴れ |
一人善く射れば百夫決拾す |
人至って賢ければ友なし |
一浦違えば七浦違う |
人衆ければ天に勝つ |
人食い馬にも合い口 |
人屑と縄屑は余らぬ |
一口物に頰を焼く |
人肥えたるが故に貴からず |
人必ず自ら侮りて然る後に人之を侮る |
人盛んにして神祟らず |
一筋の矢は折るべし、十筋の矢は折り難し |
一度鳴けば人を驚かす |
一つ姉は買うて持て |
一つよければまた二つ |
人捕る亀が人に捕られる |
人に受くる者は人を畏れ、人に矛うる者は人に驕る |
人に勝たんと欲する者は、必ず先ず自ら勝つ |
人に三怨有り |
人にして古今に通ぜずんば馬牛にして襟裾するなり |
人通りに草生えず |
一時違えば三里の遅れ |
人と煙草の善し悪しは煙となって世に知る |
人その子の悪を知ることなし |
人と入れ物は有り合わせ |
人に善言を与うるは布帛よりも煖かなり |
人に千日の好無く、花に百日の紅無し |
人に事うるを知る者にして然る後に以て人を使うべし |
人に七癖我が身に八癖 |
人には飽かぬが病に飽く |
人に施しては慎みて念うこと勿れ |
人に一癖 |
人に因りて事を為す |
人の過ち我が幸せ |
人の意見は四十まで |
人の痛いのは三年でも辛抱する |
人の一寸我が一尺 |
人の命は万宝の第一 |
人の上に吹く風は我が身にあたる |
人の患いは好みて人の師と為るに在り |
人の噂を言うのは鴨の味がする |
人の踊る時は踊れ |
人の苦楽は壁一重 |
人の心は九分十分 |
人の事は我の事 |
人の事より我が事 |
人の子の死んだより我が子の転けた |
人の牛蒡で法事する |
人の七難より我が十難 |
人の十難より我が一難 |
人の小過を責めず |
人の背中は見ゆれど我が背中は見えぬ |
人の善悪は針を袋に入れたるが如し |
人の疝気を頭痛に病む |
人の空言は我が空言 |
人の太刀で功名する |
人の頼まぬ経を読む |
人の短を道うこと無かれ、己の長を説くこと無かれ |
人の情けは身の仇、人の辛きは身の宝 |
人の情けは世にある時 |
人の女房と枯れ木の枝ぶり |
人の不幸は蜜の味 |
人の耳は壁につき眼は天に懸かる |
人の物より自分の物 |
人の悪きは我が悪きなり |
人は石垣、人は城 |
人は言わぬが我言うな |
人は落ち目が大事 |
人は陰が大事 |
人は故郷を離れて貴し |
人は心が百貫目 |
人は十歳木は一丈 |
人は知れぬもの |
人は足るを知らざるに苦しむ |
人は情けの下で立つ |
人は盗人火は焼亡 |
人は万物の霊 |
人は人中、田は田中 |
人は見かけによらぬもの |
人は眉目よりただ心 |
人は冥加が大事 |
人は悪かれ我善かれ |
人一盛り |
人一たびにして之を能くすれば、己之を百たびす |
一村雨の雨宿り |
一人口は食えぬが二人口は食える |
一人喧嘩はならぬ |
一人子は国に憚る |
独り自慢の褒め手なし |
独り任ずるの国は労して禍多し |
一人の文殊より三人のたくらだ |
一人娘と春の日はくれそうでくれぬ |
独り善がりの人笑わせ |
人我に辛ければ、我また人に辛し |
人を疑いては使う勿れ、人を使いては疑う勿れ |
人を怨むより身を怨め |
人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり |
人を叩いた夜は寝られぬ |
人を恃むは自ら恃むに如かず |
人を使うことは工の木を用うるが如くせよ |
人を憎むは身を憎む |
人を謀れば人に謀らる |
人を以て言を廃せず |
人を玩べば徳を喪い、物を玩べば志を喪う |
人を傷る者は己を傷る |
鄙に都あり |
火に近付けば渇き易く、水に近付けば潤い易し |
日に就り月に将む |
火の消えた回り灯篭 |
檜山の火は檜より出でて檜を焼く |
火箸を持つも手を焼かぬため |
火は火で治まる |
日は夜を知らず、月は昼を知らず |
雲雀の口に鳴子 |
火吹竹の根は藪にあり |
蚍蜉大樹を撼かす |
皮膚の見 |
美味も喉三寸 |
紐と命は長いがよい |
百芸達して一心足らず |
百芸は一芸の精しきに如かず |
百姓と油は絞る程出る |
百丈の木に登って一丈の枝より落つる |
百姓の去年物語 |
百姓の作り倒れ |
百姓の万能 |
百姓の不作話と商人の損話 |
百姓百層倍 |
百星の明は一月の光に如かず |
百川海に朝す |
百川海に学んで海に至る |
百戦百勝は善の善なる者に非ず |
百足の虫は死して倒れず |
百で買った馬のよう |
百日に百杯は盛れど一日には盛られず |
百日の労一日の楽 |
百人殺さねば良医になれぬ |
百年論定まる |
百様を知って一様を知らず |
百里来た道は百里帰る |
百里奚は、虞に居りて虞は亡びしに、秦に在りて秦は覇たり |
百里の海も一夫に飲ましむる能わず |
百礼の会、酒に非ざれば行われず |
百貫の馬にも騺 |
百貫の鷹も放さねば知れぬ |
冷や飯から湯気が立つ |
氷壺の心 |
平仄が合わない |
氷炭相愛す |
氷炭相容れず |
瓢箪から駒も出でず |
瓢箪鯰 |
瓢箪の川流れ |
氷炭は言わずして冷熱の質自ずから明らかなり |
豹は死して皮を留め、人は死して名を留む |
飄風は朝を終えず、驟雨は日を終えず |
非力十倍欲力五倍 |
非理の前に道理なし |
皮裏の陽秋 |
非理法権天 |
飛竜雲に乗る |
昼には目あり夜には耳あり |
汎く衆を愛して仁に親しむ |
博く学びて篤く志し切に問いて近く思う |
枇杷が黄色くなると医者が忙しくなる |
火を抱いて薪に措く |
火を乞うは燧を取るに若かず |
火を避けて水に陥る |
火を失して池を鑿る |
火を吹く力も無い |
火を水に言いなす |
火を見たら火事と思え |
火を以て火を救う |
貧家には故人疎し |
頻伽羅は卵の中にありて声衆鳥に勝る |
牝鶏晨す |
鬢糸茶烟の感 |
貧者に盛衰なし |
貧賤の交わり忘るべからず |
貧僧の重ね斎 |
貧の花好き |
貧の楽は寝楽 |
貧は諸道の妨げ |
貧乏柿の核沢山 |
貧乏怖いものなし |
貧乏するほど楽をする |
貧乏難儀は時の回り |
貧乏に花咲く |
貧乏人の子沢山 |
貧乏人も三年置けば用に立つ |
貧ほど辛いものはなし |
貧、骨に至る |