「振られて帰る果報者」の意味
【ことわざ】
振られて帰る果報者
【読み方】
ふられてかえるかほうもの
【意味】
遊女に冷たくあしらわれて帰るものは、かえって幸運といえるということ。深入りして財産を使い果たさずにすんだと、慰めや負け惜しみにいう。
なるほどなー、これは「拒絶されたけど、それがかえってラッキーやった」ということやな。遊女に冷たくされて帰ることを、幸運と考えることで、自分を慰めたり、現状を前向きに捉えたりするんや。
これは、時には何かが上手くいかないことが、将来的には良い結果をもたらすこともあるってことを教えてくれてるんや。つまり、一時的な失敗や拒絶が、実は無駄遣いやさらなるトラブルを防ぐ助けになるってわけや。
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「振られて帰る果報者」の解説
カンタン!解説
「振られて帰る果報者」ということわざは、失敗や拒絶が逆に幸運をもたらすことがあるという意味を含んでいる言葉だね。具体的には、遊女に振られて帰ることが、結果的には良かったと考える状況を表しているんだ。
この言葉は、遊女に冷淡に扱われて帰る人が、その結果としてお金を大量に使うことを避けられ、経済的な破滅を免れるという点で幸運だという考え方から来ているよ。つまり、一見すると失敗や不運に見える事柄が、長期的には良い結果をもたらすことがあるという皮肉な状況を指すんだ。
このことわざは、短期的な失敗や拒絶が、実は将来の問題から避けるための隠れた恩恵である可能性を示唆していて、時には失敗もまた有益な経験となり得るという教訓を含んでいるんだね。
「振られて帰る果報者」の使い方
えっ、聞いた?田中くん、昨日、好きだった子に告白したって!
うん、聞いたよ。でも、残念ながら振られちゃったんだって。
残念だったね。振られて帰る果報者って言うじゃない?今は悲しいかもしれないけど、これで彼はもっと良い人を見つけるチャンスができたのかもしれないよね。
確かに、それも一理あるね。深入りする前に終わったのは、かえって良かったのかも。
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「振られて帰る果報者」の例文
- 彼は高級クラブで振られて帰る果報者となり、そのおかげで貯金が底をつくことはなかった。
- 多くの友人が彼女に夢中になって破産していく中、彼は振られて帰る果報者だったために、経済的に安定している。
- 振られて帰る果報者と揶揄された彼も、後になってみればそれが幸運だったと感じている。
- 彼女に振られたことを悔やんでいたが、振られて帰る果報者となったおかげで新たな恋に目を向けることができた。
- 美術品のオークションで競り負けたが、振られて帰る果報者と自らを慰めた。その後、価値が暴落するのを目の当たりにし、ほっと胸をなでおろした。
この表現は、一見して失敗や拒絶に見える状況が、長い目で見ると実は恩恵であるという考えを示しているよ。深入りせずに済んだため、財産を使い果たすこともなく、大きな損害を避けることができたという意味だね。