「鯛なくば狗母魚」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鯛なくば狗母魚
もともとは「狗母魚なくば鯛」だったのが、転倒して「鯛なくば狗母魚」になったという。
【読み方】たいなくばえそ
【意味】
最善のものがない時には、それに代わるもので間に合わせるほかない。
「狗母魚」は、上等なかまぼこの材料になる魚。
おお、それはなかなか興味深いことわざやな。つまり、「ベストな選択ができない場合は、代わりのものでしのがないといけない」ということやな。
鯛が手に入らなければ、代わりの魚である狗母魚を使ってしまえばいいってことやねん。大切なのは、手に入るものをうまく活用することやな。
【語源由来】
かまぼこをつくるのに鯛がなければそれより劣っていても狗母魚を使わざるを得ないということから。
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「鯛なくば狗母魚」の解説
カンタン!解説
「鯛なくば狗母魚」という言葉は、「最善のものが手に入らない場合には、代わりのもので妥協しなければならない」という意味を表しているよ。また、「狗母魚」は、上等なかまぼこの材料とされる魚のことを指すんだ。
この表現は、鯛が最も上質で美味しい魚とされる中で、それが手に入らない場合には、代わりの魚である狗母魚を使って間に合わせるという意味だよ。つまり、理想的な状況ではなく、最適な選択肢が得られない場合には、代替案や妥協案を探して対処しなければならないということを教えてくれているんだ。
このことから、日常生活や仕事の中で、理想的な条件や最適な選択肢が得られない場合には、状況に応じて妥協し、代わりの手段や材料を活用することが必要とされるという教えが含まれているよ。
「鯛なくば狗母魚」の使い方
明日食べるパンが買えない。
鯛なくば狗母魚だよ。パンがないならケーキを食べればいいじゃないか。
どこかの貴族みたいなことを言わないでよ。パンが買えないのにどうやってケーキを買うのよ。
ケーキってお金で買うものなのか。うちは専属のコックさんが作るから買ったことがないんだよ。
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「鯛なくば狗母魚」の例文
- 鯛なくば狗母魚というように、ウナギが絶滅危惧種になり、無いなら無いで代わりの物で我慢するようになるだろう。
- バターが高騰してしまったので、鯛なくば狗母魚のごとくマーガリンで代用する。
- 昆虫食を毛嫌いする人がまだまだ多いが、鯛なくば狗母魚という日が必ず来る。
- 人生妥協はしたくないが、鯛なくば狗母魚という避けられない瞬間は必ずある。
- こうなったら鯛なくば狗母魚だ。コーヒーが手にはいらないからタンポポでタンポポコーヒーをつくる。
このことわざで言及されている「狗母魚」という魚は、上等なかまぼこの材料になる魚として知られているよ。