「知らぬ仏より馴染みの鬼」の意味(出典)
【ことわざ】
知らぬ仏より馴染みの鬼
「知らぬ神より馴染みの鬼」ともいう。
【読み方】しらぬほとけよりなじみのおに
【意味】
どんな相手であろうとも疎遠な人より、懇意にしている人のほうがよいということ。
なるほどなぁ。つまり、「知らないいい人より、欠点はあっても身近な人の方がええ」ってことやな。知らない人がどんなに素晴らしくても、親しい人との関係の方が大事やってことや。
身近な人とのつながりを大事にすることの重要性を教えてくれるんやな。
【出典】
「諺苑」
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「知らぬ仏より馴染みの鬼」の解説
カンタン!解説
「知らぬ仏より馴染みの鬼」ということわざは、たとえ完璧ではなくても、よく知っている人の方が、見知らぬ良い人よりも信頼できるという意味を持っているんだ。この言葉は、身近で親しくしている人々、つまり「馴染みの鬼」の方が、見ず知らずの「知らぬ仏」よりも頼りになるという考えを表しているんだね。
このことわざは、身近な人々との関係の重要性を強調しているよ。例えば、親しい友人や家族など、欠点はあってもよく知っている人の方が、未知の人物よりも安心できるということを示しているんだ。
「知らぬ仏より馴染みの鬼」という言葉は、見知らぬ人よりも身近な人の方が信頼できること、そして親しい関係がもたらす安心感や信頼の価値を教えてくれるんだ。つまり、見ず知らずの人よりも、欠点はあっても身近な人々の方が大切であるということを示しているんだね。
「知らぬ仏より馴染みの鬼」の使い方
困っている時に彼が助けてくれたんだよ。
犬猿の仲の彼?
知らぬ仏より馴染みの鬼だよね。
身近な人が一番頼りになるわよね。これからはもうちょっと仲よくしなさいよ。
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「知らぬ仏より馴染みの鬼」の例文
- 近所の人とあいさつ位交わしておかないと、知らぬ仏より馴染みの鬼といい、災害の時に助け合うことができるかもしれない。
- 遠くの親戚より近くの他人というし、知らぬ仏より馴染みの鬼というから気に入らない相手でも近くの人とは親しくしておいた方が良い。
- 知らぬ仏より馴染みの鬼で、普段は顔も見たくない相手だが、困った今は仏よりも神々しく思える。
- いざという時頼りになるのは、知らぬ仏より馴染みの鬼だ。身近な人との付き合いは大事だよ。
- 地震が発生し、知らぬ仏より馴染みの鬼、手遠い者はまさかの用に立たぬと心底思い知る。
親しい人は欠点があっても、その人との関係の深さや信頼が重要であるという教訓を含んでいる言葉なんだ。