「夏の小袖」の意味(類義語)
【ことわざ】
夏の小袖
【読み方】
なつのこそで
【意味】
季節外れで不要なもののたとえ。
「小袖」は、袖の短い綿入れの冬着。
ええっ!? 夏に冬の服を着るって、暑苦しくて無理やろ!それを言うためのことわざなんやな。
つまり、「場面や時期に合ってないもの」って意味やね。例えば、海でスキーの用具を持ってきたら、それも「夏の小袖」みたいなもんやな。ちょっと笑えるけど、その場に合わせるのって大切やね。
【類義語】
・夏炉冬扇
・六日の菖蒲
・十日の菊
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「夏の小袖」の解説
カンタン!解説
「夏の小袖」っていう言葉は、場面や時期に合わないもの、要らないものを指す表現なんだよ。小袖っていうのは、もともと冬の服なんだ。だから、夏にそれを着るのは、ちょっとおかしいよね。それと同じで、ちょっと場違いなものや、今は要らないものを指してこの言葉を使うんだ。
例えば、暑い夏の日に厚手のセーターをもらったとき、それは「夏の小袖」って感じ。今は全然必要ないし、着るのは暑くて無理だよね。だから、こんな感じで時期や場面に合わないものを表すときにこの表現を使うんだよ。
「夏の小袖」の使い方
健太くんの部屋は汚部屋ね。
物が多いんだよね。
このこたつは片付けなさいよ。夏の小袖よ。
もう夏だもんね。こたつはいらないか。
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「夏の小袖」の例文
- 探していた携帯扇風機が見つかったが、雪降る今、夏の小袖だな。
- クリスマスツリーは12月25日を過ぎると夏の小袖で、すぐに正月の準備だ。
- 5月6日にこいのぼりを買ってきても、夏の小袖だろう。
- 葉が色づき肌寒くなり、風鈴はもう夏の小袖だからしまおう。
- 猛暑でかき氷をたくさん食べたが、そろそろお鍋が恋しい季節だ。かき氷マシーンは夏の小袖で、台所で邪魔もの扱いされている。あんなに重宝がられたのに。
元々、小袖は冬の衣服なので、夏にそれを着るのは場違いという意味からきているんだ。