「猫の魚辞退」の意味(類義語)
【ことわざ】
猫の魚辞退
【読み方】
ねこのうおじたい
「魚」は、「さかな」とも読む。
【意味】
欲しいというのが本音なのに遠慮すること。その場だけのことで長続きしないこと。
「猫の魚辞退」という表現は、猫が魚を前にしていても、一見遠慮しているように見せかけるが、実際は非常に欲しがっている様子をたとえたものなんだ。
なるほど、そういうことかいな。猫が魚を前にして、本当はめちゃくちゃ欲しいのに、外見上は遠慮してるように見えるってことやな。内心と外見のギャップを表してるんやね。
そして、その遠慮が一時的で、結局は長く持たないってことも言うんやな。これは、本心を隠して行動することや、一時的な自制の難しさを示す言葉やわ。
【類義語】
・猫の精進
・猫のうるめ斟酌
・猫の魚食わぬふり
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「猫の魚辞退」の解説
カンタン!解説
この言葉、「猫の魚辞退」というのはね、猫が本当は大好きな魚を前にして、「いらない」と言うようなことを表しているんだよ。猫は魚が大好きだけど、それを辞退するのは、本当はすごく食べたいのに、そう見せないっていう意味なんだ。
たとえば、お菓子が大好きな子が、友達がお菓子をくれた時に「いらない」と言うけど、本当はとても食べたいって思っているのと同じだよ。これが「猫の魚辞退」って言葉なんだ。
また、これはその場だけのことで、長続きしないことも意味しているんだ。例えば、誰かが「これからはもうお菓子を食べない」と言っても、すぐにまた食べてしまうのも「猫の魚辞退」と言えるね。
この言葉は、人が本当は欲しいものを遠慮していることや、その場限りの決意が続かないことを教えてくれるんだよ。だから、自分の本当の気持ちを大切にすることや、決意をしっかりと持つことが大切だっていうことを示しているんだね。
「猫の魚辞退」の使い方
健太くん。お菓子をどうぞ。
いやー。遠慮しとくよ。お腹がいっぱいなんだ。
さては猫の魚辞退ね。本当は食べたいけどダイエット中なんでしょう。
実はそうなんだ。体重がやばくてね。
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「猫の魚辞退」の例文
- 喉から手が出るほど欲しいはずなのに、猫の魚辞退のようにやせ我慢している。
- 口ではいらないといいつつもよだれが出ているよ。猫の魚辞退じゃないか。
- 本心ではこの地位が欲しいはずなのに「地位は与えられるものじゃなく、自分で奪いに行くものなんだ」なんて、かっこつけて猫の魚辞退をした。
- 見栄っ張りな健太くんは、施しは受けたくないと猫の魚辞退をする。
- 借りは作りたくないからと、内心泣く泣く猫の魚辞退のごとく固辞する。