「貧の花好き」の意味(語源由来)
【ことわざ】
貧の花好き
「貧乏花好き」ともいう。
【読み方】ひんのはなずき
【意味】
見分不相応なことをすること。
へー、そういうことか。つまり、「お金はないけど、花の美しさを愛でることを忘れへん」という心意気やな。お金持ちじゃなくても、心が風流であればそれでいいってことや。
ちょっと生活は大変でも、心が豊かやからこそ、美しいものを感じることができるんやね。
【語源由来】
貧しい人が、生活にゆとりがある人がする花作りを好むという意から。
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「貧の花好き」の解説
カンタン!解説
「貧の花好き」という言葉は、お金がない状況でも花や美しいものを愛することができる心、つまり風流心を持っていることを表しているんだよ。これは、物質的な豊かさがなくても、精神的な豊かさや美を求める心があることを称賛する意味で使われることが多いんだ。
また、この言葉は、ある人の境遇に不釣り合いな趣味や行動を指すときにも使われるよ。例えば、本当に生活が困難なのに、高価な花にお金を使ったり、美術品を集めたりする人に対して、「貧の花好き」と言うことがあるんだ。
このことわざは、たとえ貧しくても美しいものに心を寄せる人々の姿勢を示していて、物質的な価値だけではなく、精神的な豊かさや内面の美しさを大事にする考え方を表しているんだね。それは、どんなに経済的に困っていても、美を愛し、それに価値を見出すことができる人の心が美しいということを教えてくれる言葉なんだ。
「貧の花好き」の使い方
ねえ、新しいスマホ見た?すごく高性能だって。
見た見た。でも、今の私には手が出ないな。貧の花好きってやつかな。
あれを買うのは金持ちだけか。
型落ちして安くなるまで待つわ。
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「貧の花好き」の例文
- 彼は貧の花好きで、古びたアパートに住んでいるが、部屋の隅にはいつも生き生きとした花が飾られている。
- 貧の花好きな彼女は、手取りの少ない給料からも毎月少しずつお金を割いて、芸術展に足を運んでいる。
- あの老人は貧の花好きの典型で、破れた服を着ているが、いつも手入れの行き届いた美しい庭を眺めている。
- 小さな給料で生活する彼が、わずかな余裕を見つけては花市場で花を買い求めるのは、まさに貧の花好きだ。
- 貧の花好きを地で行く彼の姿は、周囲に明るさと希望を与える存在となっている。
また、自分の境遇に不釣り合いな趣味を持つことを表すたとえとしても使われるよ。