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【人と屏風は直ぐには立たず】の意味と使い方や例文(類義語・英語訳)

人と屏風は直ぐには立たず

「人と屏風は直ぐには立たず」の意味(類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
人と屏風は直ぐには立たず

【読み方】
ひととびょうぶはすぐにはたたず

【意味】
屏風は折り曲げなければ立てられないが、人も正義を主張したり、正直さを守るだけでは世渡りは困難だということ。時には妥協も必要になるというたとえ。

ことわざ博士
「人と屏風は直ぐには立たず」という表現は、屏風が折り曲げられなければ立てられないように、人もあまりに真っ直ぐで正直すぎるだけでは社会でうまくやっていくのが難しいという意味を持っているんだ。

このことわざは、適度な柔軟性や妥協が必要であることを教えているね。

助手ねこ
そうやねんな。つまり、「真っ直ぐすぎるのも困るってことや」。人生ってのは、時には曲げる必要があることもあるんや。屏風みたいに、ちょっと曲げてバランスを取ることで、ちゃんと立っていられるわけや。

正直であることは大事やけど、時と場合によっては少し柔軟に対応することが必要やってことやね。

【類義語】
・商人と屏風は曲がらねば立たぬ
・清水に魚棲まず
・人至って賢ければ友なし
・屏風と商人は直ぐには立たぬもの
・曲がらねば世が渡られぬ
・水至って清ければ則魚無し
・水清ければ魚棲まず
・水清ければ大魚なし

【英語訳】
Straight trees have crooked roots.

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「人と屏風は直ぐには立たず」の解説

カンタン!解説
解説

「人と屏風は直ぐには立たず」ということわざは、屏風と人の性質を比べて教えてくれる言葉だよ。屏風は、ただ真っ直ぐに伸びているだけでは立てられなくて、適度に曲げたり折りたたんだりすることで初めてしっかりと立つことができるんだ。このことから、人も真っ直ぐで正直だけでは世の中で上手くやっていくことが難しいという意味が込められているんだよ。

たとえば、仕事や友人関係で、自分の意見を常にはっきりと言うだけでは、時には周りとの衝突が起きることもあるね。それで、時には意見を柔軟に調整したり、相手の立場を考えて行動することが必要だという教えがこのことわざには含まれているんだ。

この言葉は、適度に柔軟であることの大切さを示していて、人間関係や社会生活でうまくやっていくための秘訣を教えてくれるんだよ。正直であることは大事だけど、その中でも柔軟性を持って対応することが、時にはもっと大切なこともあるというわけだね。

「人と屏風は直ぐには立たず」の使い方

ともこ
健太くん、今日の学級会でもめている声が、隣の私のクラスにまで聞こえていたわよ。
健太
ああ、あれね。僕が絶対正しいのに、意見を聞かないやつがいるから喧嘩になったんだ。
ともこ
きっと、健太くんが正しかったんだと思うけど、人と屏風は直ぐには立たずっていう言葉があるように、自分が折れないといけない時もあるわ。
健太
そうだね。あそこで折れておけば、関係のないクラスのみんなに、迷惑をかけることはなかったね。
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「人と屏風は直ぐには立たず」の例文

例文
  1. 人と屏風は直ぐには立たずというけれど、育った環境が違うと意見も違うから、ぶつかった時は、こちらが折れて相手の意見を聞く気持ちが大事だ。
  2. 人と屏風は直ぐには立たずという言葉があるが、セロリがおいしいかおいしくないかで、どちらも譲らず、喧嘩になったので、おいしいと肯定しておけばよかったと思う。
  3. 人と屏風は直ぐには立たずというけれど、妥協して、人の意見に合わせてばかりでもダメだからほどほどにね。
  4. 人と屏風は直ぐには立たずという言葉があるが、彼は、もっとこの言葉から協調性ということを学んだほうが良い。
  5. 人と屏風は直ぐには立たずという言葉の通り、彼女は会話の中で妥協すべき瞬間を心得ていて、うまく立ち回る術を知っている。

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