「無精者の隣働き」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
無精者の隣働き
【読み方】
ぶしょうもののとなりばたらき
【意味】
自分の家の仕事はしないで怠けているのに、隣の家の仕事は精を出して働くこと。
そうそう、これは「自分のことはサボってばっかりやのに、他人のことにはやたらとがんばる」っていう状況を描いてるわけやな。
なんでかって言うと、自分の家より他人のとこで働く方が見栄えがええからやろな。ちょっとした皮肉を込めた言葉で、自分のことより他人のことにばかり力を入れるのはどうなん?って問いかけてるんや。
【類義語】
・たくらだ猫の隣歩き
【英語】
Fools will be meddling.(愚か者はお節介である)
【スポンサーリンク】
「無精者の隣働き」の解説
カンタン!解説
「無精者の隣働き」ということわざは、普段は自分の家のことには怠けている人が、隣の家や他人の用事になると急に一生懸命働くことを指しているんだよ。このことわざは、自分のことより他人のことに熱心になる人の様子をちょっとからかうように言っているんだね。
例えば、家の掃除や片付けはいつもサボっているけど、隣のおばさんが何か手伝いを頼むと、すぐに飛んでいって一生懸命働く人がいたら、そういう人のことを「無精者の隣働き」と言うんだよ。これは、本当はちゃんとできるのに自分のことには力を入れないという状況を表しているんだ。
「無精者の隣働き」の使い方
昨日の数学の宿題、やった?
妹の宿題を手伝ってて、そっちにめちゃくちゃ時間かかっちゃったからやっていないの。
まるで無精者の隣働きだね。
自分のこととなると怠けちゃうけど、妹が困ってると見ると、つい全力で手伝いたくなるんだよね。
【スポンサーリンク】
「無精者の隣働き」の例文
- 隣のアキラはまさに無精者の隣働きだ。自宅の庭の手入れはいつも放っておくが、近所で草むしりの手伝いはいつも積極的に行っている。
- 彼は自分の仕事は後回しにするが、無精者の隣働きで友人のプロジェクトには夜遅くまで力を貸している。
- 無精者の隣働きの彼女は、自分の部屋は散らかっているが、友人の引っ越し準備は一生懸命手伝った。
- 彼は家では無精者の隣働きで、自分の洗濯物は山のようにたまる一方で、母親の仕事は手伝うのが好きだ。
- 彼の無精者の隣働きぶりは有名で、自分の書類整理はしないくせに、会社の同僚の書類整理をいつも手伝っている。
このことわざは、自分の責任を怠るが他人のためには努力を惜しまないという矛盾した態度を批判的に表しているんだ。