「福過ぎて禍生ず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
福過ぎて禍生ず
【読み方】
ふくすぎてわざわいしょうず
【意味】
身に過ぎる幸福は、かえって災いの種になることがあるということ。
なるほどなぁ、幸せがいっぱいすぎても、それがバチが当たるみたいにトラブルのもとになるってことかい。
つまり、ほどほどにしとかなアカンってことやな。過ぎたるは及ばざるが如しってやつやね。
【出典】
「宋書」
【類義語】
・身に過ぎた果報は禍の元
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「福過ぎて禍生ず」の解説
カンタン!解説
「福過ぎて禍生ず」という言葉は、「身に過ぎる幸福は、かえって災いの種になることがある」という意味を持っているよ。これは、非常に幸運なことがあると、時としてそれが逆に問題を引き起こすことがあるという教えだね。
例えば、たくさんのお金や権力を持つことが、羨望や妬みを生じさせ、それがトラブルや孤独を引き起こすことがある。また、過度に楽しい生活を送ることが健康を害する場合もあるよ。このように、すべてのことにはバランスが必要で、過ぎたるは及ばざるが如しとも言われるように、適度な節度を持って行動することが大切だという教えを含んでいるんだ。
「福過ぎて禍生ず」の使い方
ねえ、聞いた?Aくん、全国模試で全国トップだって!
すごいね、でもちょっと心配だよ。福過ぎて禍生ずって言うじゃない?あんまり目立ちすぎると、うらやましがられて大変なことになるかもしれないよ。
うん、その通りだね。いい成績を取るのはいいことだけど、バランスも大事かもね。
嫉妬を気にして全力を出せない世の中っておかしいわ。
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「福過ぎて禍生ず」の例文
- 彼は昇進が続いて出世が早すぎたため、福過ぎて禍生ずとなり、同僚からの妬みを買ってしまった。
- 彼女は宝くじで大金を手に入れたが、福過ぎて禍生ずで、それが原因で親しい友人を失ってしまった。
- 若い時に成功を収めすぎると、福過ぎて禍生ずの如く、プレッシャーに押しつぶされやすい。
- 大企業に勤め、給料も高く、家族も幸せだったが、福過ぎて禍生ずと言われるような、過労による健康障害を抱えてしまった。
- あまりにも完璧な人生を送っていた彼が、福過ぎて禍生ずで、些細な失敗も許されない環境に苦しんでいる。
つまり、すべてにおいて「ほどほど」が大切だということを伝えているんだね。