「飛脚に三里の灸」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
飛脚に三里の灸
【読み方】
ひきゃくにさんりのきゅう
【意味】
勢いのあるものにさらに勢いをつけること。
例えば、能力が高い人にさらに研修を受けさせたり、スキルアップのチャンスを与えたりするようなもんか。その結果、その人の能力がさらに光ることになるやろうな。いいものをさらに良くするって、なんかポジティブな発想やね。自分の得意なことにさらに磨きをかけるのも、これに当てはまるかもしれへんな。
【語源由来】
足が速い飛脚に三里の灸をすえると、さらに速くなることから。
【類義語】
・走り馬にも鞭
・火に油を注ぐ
「飛脚に三里の灸」の解説
「勢いのあるものに、さらに勢いをつける」という表現に関連するところで、「飛脚に三里の灸」がぴったりくるね。この言葉は、もともと素早く物を運ぶ職業である飛脚が、さらに足を強くするために三里の灸(ひざ下に据える灸で、足を丈夫にするためのもの)を施すことからきている。つまり、既に優れた能力を持つものにさらに力を加え、その能力をさらに高めるという意味だよ。
このたとえは、もともと強いもの、優れているものにさらなる力を加えることで、その効果や能力を最大限に引き出そうとする状況に使われるんだ。例えば、優れたスポーツ選手がさらにトレーニングを積むことや、成功しているビジネスにさらに投資をすることなど、既に高いレベルにあるものをさらに推し進めようとする時にこの言葉が当てはまるね。
このような表現は、既に良い状態にあるものを満足せず、さらに改善しようとする姿勢の大切さを示しているよ。また、ポテンシャルを最大限に活かすためには、持っている力にさらに磨きをかけ続けることが重要だということを教えてくれる表現なんだ。
「飛脚に三里の灸」の使い方
「飛脚に三里の灸」の例文
- 新製品の売り上げが好調だが、広告費を追加し飛脚に三里の灸のようにさらに売る。
- 優秀な彼に海外留学のチャンスが与えられたが、飛脚に三里の灸を施すようなものだ。
- 絶好調のサッカーチームに国際レベルの選手を補強したが、まさに飛脚に三里の灸だ。
- 社員がモチベーション高く働いている時にインセンティブ制度を導入し、飛脚に三里の灸の策でさらに士気を高めた。
- 業界をリードする企業が研究開発投資を増やし、飛脚に三里の灸で競争の先を行く。