「翡翠は羽を以て自ら害わる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
翡翠は羽を以て自ら害わる
【読み方】
ひすいははねをもってみずからそこなわる
【意味】
自分が持つ長所が、かえって害を招くことになること。
なんや、ええことばっかりじゃないんやな、才能ってのも。才能や長所を持ってるってのは素晴らしいけど、そのせいでトラブルになることもあるって、気をつけなあかんね。
【語源由来】
かわせみは美しい羽のために、人に捕らえられるという意から。
【類義語】
・孔雀は羽ゆえ人に捕らる
・麝香は臍故命をとらるる
「翡翠は羽を以て自ら害わる」の解説
「翡翠は羽を以て自ら害わる」っていう言葉は、かわせみがその美しい羽のために人間に狙われる、という故事から来ているんだ。これは、「すごく優れた才能や特徴を持っていることが、かえって自分の不幸や問題を引き起こすことがある」という意味を持っているよ。
たとえばね、すごく絵が上手な子がいたとするよ。その子の絵がとっても素晴らしいから、みんながその絵を見たいと思って、休み時間もずっと絵を描かせようとする。すると、その子は友達と遊ぶ時間がなくなっちゃったり、絵を描くことが負担に感じるようになっちゃうかもしれないね。つまり、絵が上手という素晴らしい才能があるからこそ、困ったことが起きるというわけだ。
この言葉は、人が特別な能力や魅力を持っていることが、時には羨望や妬みを買ってしまったり、期待されすぎてプレッシャーを感じる原因になったりすることを教えてくれているんだよ。だから、自分の長所や才能を大切にしつつも、それがもたらす影響には気を付けないといけないってことを伝えているんだね。
「翡翠は羽を以て自ら害わる」の使い方
「翡翠は羽を以て自ら害わる」の例文
- 幼くしてコンクールで優勝した彼は、その後のプレッシャーと期待の重さに押し潰され、精神的な問題を抱えるようになったが、翡翠は羽を以て自ら害わるというやつだ。
- 翡翠は羽を以て自ら害わると言うから、無能なふりをしてあまり目立たないようにしたいものだ。
- 彼のアイディアは革新的だったが、競争相手や反対勢力を生み翡翠は羽を以て自ら害わる事態の犠牲者となった。
- その美しさから嫉妬や羨望で苦しみ、翡翠は羽を以て自ら害わるみたいに苦しみもがく人生になった。
- 彼女の社会的地位が高まるにつれて、その地位を利用しようとする人々が増えて翡翠は羽を以て自ら害わるように、彼女自身の心の平穏を奪うことになった。
つまり、自分の長所や才能が原因で、思わぬ苦労やトラブルに見舞われることがあるという警告なんだ。