「好言は口よりし、莠言も口よりす」の意味(出典)
【ことわざ】
好言は口よりし、莠言も口よりす
【読み方】
こうげんはくちよりし、ゆうげんもくちよりす
【意味】
よい言葉は口から出る。悪い言葉もまた口から出る。
「好言」は、よい言葉。「莠言」は、人を惑わす有害な言葉。「莠」は、水田に生える有害な雑草。
「好言は口よりし、莠言も口よりす」という言葉は、良いことを言う口と、悪いことを言う口は同じであるという意味を持っているんだ。
ああ、つまり、口は使いようによっては、良いことも悪いことも言えるんやな。同じ口からエエことばも、そしてダメなことばも飛び出すってわけ。
口はものを言う前にちゃんと考えて使わんとあかんな。
【出典】
「詩経」
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「好言は口よりし、莠言も口よりす」の解説
カンタン!解説
「好言は口よりし、莠言も口よりす」っていう言葉は、こんなことを言ってるんだよ。人の口からは、すごく良いことを言うこともあるけど、逆に悪いことや嫌なことを言うこともあるんだってこと。
「好言」っていうのは、良い言葉や、素敵なアドバイスのこと。でも、「莠言」っていうのは、人にとって良くない言葉や、傷つけるような言葉のことを指しているんだ。「莠」はね、水田に生える雑草で、農作物にとっては邪魔なものだよ。だから、「莠言」は、人の心にとっても邪魔になるような言葉、っていう意味になるんだね。
つまり、この言葉は、「人は良いことも悪いことも言うから、注意して聞くことが大切だよ」と教えてくれてるんだよ。
「好言は口よりし、莠言も口よりす」の使い方
失言はどうすればなくなるかな。
口にチャックをすればいいわ。でも、好言は口よりし、莠言も口よりすだから、良い言葉も出なくなるけど。
人を感動させる言葉も出て来なくなるんだね。
そうなると人類の損失ね。
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「好言は口よりし、莠言も口よりす」の例文
- 好言は口よりし、莠言も口よりすというから、良いも悪いも発する本人次第だ。
- 悪い言葉は地獄から出てくるわけではない。好言は口よりし、莠言も口よりすで、どちらも同じ人間から出てくる。
- 「悪魔が僕に言えと言いました」と悪魔のせいにする人がいるが、好言は口よりし、莠言も口よりすといい、発言者の口から出た言葉で、発言者に責任がある。
- 好言は口よりし、莠言も口よりすというが、同じところから出ることばなら、できるだけ良い言葉を発したい。
- 言霊といい、言葉には魂が宿るものだ。好言は口よりし、莠言も口よりすのように、自分の口から発せられる言葉はポジティブな言葉の方が自分に良いことが返って来そうだ。