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【之を亡地に投じて然る後に存す】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

之を亡地に投じて然る後に存す

「之を亡地に投じて然る後に存す」の意味(出典・類義語)

意味
【ことわざ】
之を亡地に投じて然る後に存す

【読み方】
これをぼうちにとうじてしかるのちにそんす

【意味】
人はせっぱつまると、死に物狂いの火事場の馬鹿力で切り抜けるものだということ。

「亡地」は、きわめてきけんな場所。
ことわざ博士
「之を亡地に投じて然る後に存す」は、人が絶望的な状況に追い込まれた時、その人の本当の力や可能性が発揮されることを指す言葉だよ。

まるで背水の陣のように、生き残るための力が増して、逆にその状況を乗り越えてしまうことがあるのだね。

助手ねこ
うーん、人間って本当にピンチの時には凄い力を発揮するものやね。

まさに「逆境を乗り越える力」って感じ。だから、どんな困難な状況でも、諦めずに頑張ることが大事やな!

【出典】
孫子そんし

【類義語】
・之を死地に陥れて然る後に生く

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「之を亡地に投じて然る後に存す」の解説

カンタン!解説
解説

「之を亡地に投じて然る後に存す」という言葉は、人が本当にピンチの状態、つまり、もうどうしようもないような困った状況になったとき、それまで以上の力を発揮して、その危機を乗り越えることができるっていう意味なんだよ。

ちょっとイメージしてみてね。たとえば、山の中で迷子になったとして、もう力が尽きそう、諦めそうになるけど、そのときに「もう一歩もう一歩!」って思って、全力で進み続けると、思わぬところから助けが来たり、出口を見つけたりすることがあるよね。

この言葉は、そんな「もうダメかと思ったけど、最後の最後で力を振り絞って奇跡的に切り抜けた」という状況を表しているんだ。つまり、どんなに大変な状況でも、最後まで諦めずにがんばれば、予想以上の力が出てきて、ピンチをチャンスに変えることができるよってことを伝えてくれる言葉なんだよ。

「之を亡地に投じて然る後に存す」の使い方

ともこ
健太くんは切羽詰まった状況にならないと勉強しないわね。
健太
之を亡地に投じて然る後に存すというからね。
ともこ
やればできるなら、もっと余裕がある段階でやれば良いのに。
健太
切羽詰まらないとエンジンがかからないんだよ。
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「之を亡地に投じて然る後に存す」の例文

例文
  1. 背水の陣にならないと、之を亡地に投じて然る後に存すというように全力を出すことができない。
  2. 窮鼠猫を噛むように、之を亡地に投じて然る後に存す
  3. 追い込まれた健太くんは、禽困覆車きんこんふくしゃ之を亡地に投じて然る後に存すように限界突破して難を逃れた。
  4. ピンチに立たされると之を亡地に投じて然る後に存すというが、なんとか倒産の危機を乗り越えることができた。
  5. 普段はぼんやりしているが、危機的状況になると頭が冴え始め之を亡地に投じて然る後に存すように、良いアイディアを次々に出す。

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