「地が傾いて舞が舞われぬ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
地が傾いて舞が舞われぬ
【読み方】
ちがかたむいてまいがまわれぬ
言い訳ばかりで実際に行動しないこと。もったいつけて体裁を取り繕う。
大事なことはやらずに、見栄っ張りばっかり考えてる状態ってわけやな。地面がちょっと傾いてるくらいで踊らへんって、それはただの言い訳やん、ってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
舞が舞えないのを地面の傾きのせいにする意から。
【類義語】
・堂が歪んで経が読めぬ
「地が傾いて舞が舞われぬ」の解説
「地が傾いて舞が舞われぬ」っていうことわざは、何かをやるのに、ちょっとした問題や理由をつけて、やらないっていう意味なんだよ。言い換えれば、ちょっとしたことであれこれと大げさに構えて、結局は何もしない人を指すんだ。
例えばね、お父さんが「今日は庭の草を取ろう」と言ったけど、「暑すぎるから後でやるね」って言って結局やらなかったり、テスト勉強をしようとしたけど、「部屋がちょっと寒いから、暖房が効くまで待つね」って言って結局勉強しなかったりするんだよ。これが「地が傾いて舞が舞われぬ」っていうことわざの意味だよ。
「地が傾いて」は地面が少しずれている状況を、そして「舞が舞われぬ」は、そのちょっとした問題を理由に舞を舞わない、つまり何かをやらない様子を表しているんだよ。その結果、「あれこれ勿体(もったい)をつけて体裁をつくろう」という部分は、ちょっとした問題を大げさに見せかけて、結局は何もしない人の様子を示しているんだよね。
「地が傾いて舞が舞われぬ」の使い方
「地が傾いて舞が舞われぬ」の例文
- 彼は言い訳ばかりで、地が傾いて舞が舞われぬように実行しない。
- 毎回毎回、言い訳ばかりで行動にうつそうとしない地が傾いて舞が舞われぬタイプの君だが、そろそろ言い訳も尽きた頃だろう。
- 今日は用事があって無理、その前は調子が悪い。地が傾いて舞が舞われぬというやつだ。やりたくないならそう言えばいいのに。
- 「やってみせてあげたいが、今日はできないんだ。申し訳ないね」なんて、まさに地が傾いて舞が舞われぬだ。
- 「やりたいのは山々だが、そう簡単に見せるわけにはいかない」と勿体つけるのは、地が傾いて舞が舞われぬで面倒くさい。
見た目や形式ばかり気にして、本当に重要なことから目をそらしている状態を表しているんだよ。