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「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず
【読み方】
ちちちちたらずといえどもこはもってこたらざるべからず
【意味】
父が父のつとめを果たさなくても、子は子のつとめを果たさなければならない。
「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」という表現は、父が父の役割を果たさなくても、子は子の役割を必ず果たさなければならないという意味があるんだよ。
そうか、これは「親がちゃんと親らしくなかったって、子供はちゃんと子供らしくあるべきや」ってことやな。
親がどうであれ、自分は自分。自分の立場や役割をちゃんと果たすべきやってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「古文孝経」
【類義語】
・親は親でも子は子たり
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「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」の解説
カンタン!解説
「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」っていう表現は、少し難しい言葉だけど、小学生にわかりやすく言うと、「お父さんがちゃんとお父さんらしく行動しなくても、子どもはちゃんと子どもらしく、親に対して尊敬と感謝の気持ちを持って行動しなきゃいけないよ」っていう意味なんだよ。
これはね、例えばお父さんがちょっと怠けて、お父さんらしいことをしてくれないときでも、子どもたちはお父さんを尊敬したり、お父さんに感謝したりする気持ちを持って、自分のするべきことをちゃんとやらなきゃいけないっていう意味だよ。
このことわざは、「古文孝経」という古い文書からきていて、親子の関係やお互いの役割について教えてくれるんだね。
「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」の使い方
父さんは、ぐうたらだし、加齢臭だし、口も臭けりゃうるさいし、もう最悪だ。
父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずっていうから、そんなこと言っちゃだめよ。
どんな父さんでも、父さんがいなければ僕はこの世にいなかったんだから、感謝しないとだめなんだね。
そうよ。数十年後には、健太くんも加齢臭で悩むのよ。
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「父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず」の例文
- ろくでなしの父でも、父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずというから、最後まで敬意を忘れなかった。
- 父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずというが、親からの虐待で苦しむ子にその考えを押し付けてはいけないと考える。
- 世間的に見てだめな親でも、父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずというから、孝行を尽くす。
- 自分のことしか考えない親のことを憎たらしく思ったこともあるが、父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずという言葉を知り、敬意と感謝を忘れないようにしようと思った。
- 親のようになりたいとは思えないくらいできそこないの親だが、父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからずというので、感謝の気持ちは持ち続ける。