「木っ端を拾うて材木を流す」の意味(類義語)
【ことわざ】
木っ端を拾うて材木を流す
【読み方】
こっぱをひろうてざいもくをながす
【意味】
小事にかまけて大事を失う。
「木っ端」は、木のきれはし。
「木っ端を拾うて材木を流す」ということわざは、些細なことに目を向けているあいだに、大切なことを見逃してしまう、という意味があるんだよ。
えーっと、それはつまり、小さいことばっかり気にしてて、大事なことを逃がしてしまうってことやな。
たとえば、お金をケチケチしてて、大切なチャンスを逃してしまうみたいな。大事なことと小事なこと、バランス良く注意を払うのが大切やな。このことわざ、すごく参考になるわ~。
【類義語】
・小鳥を捕らえて大鳥を逃す
・雀脅して鶴失う
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「木っ端を拾うて材木を流す」の解説
カンタン!解説
「木っ端を拾うて材木を流す」っていうことわざは、小さなことにばかり気を取られて、大切なことを見逃してしまう、っていう意味なんだよ。
例えばね、テストの勉強をしていて、難しい問題を解くための基本をしっかりと勉強しないで、簡単な部分だけを何度も繰り返して勉強していると、テストの時に難しい問題が解けなくて点数が取れない、っていう状況を想像してみて。この場合、大切な部分、つまり難しい問題の勉強を見逃して、簡単な部分ばかりに気を取られていたんだよね。これが「木っ端を拾うて材木を流す」ってこと。
「木っ端」は小さな木の切れ端のことで、「材木」は建物などを作るのに使う大きな木のこと。小さな木の切れ端ばかりを気にして、大きな木を流してしまう、つまり大切な木を見逃してしまうことから、このことわざが生まれたんだよ。だから、このことわざは、小さなことにこだわりすぎて、大切なことを忘れてしまう、っていうことを注意してくれているんだね。
「木っ端を拾うて材木を流す」の使い方
今、ポイ活をしているんだ。
結構たまったの?
相当たまったんだよ。ポイント倍増の日はいらないものまで買っているからね。
それは木っ端を拾うて材木を流すようなものね。小さなポイントのために浪費してお金を失っているわよ。
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「木っ端を拾うて材木を流す」の例文
- 小さいことにこだわって作品をすべて壊してしまうとは、木っ端を拾うて材木を流すだね。
- 目先の利益にとらわれ、木っ端を拾うて材木を流すように大きな利益を失う。
- 健太くんは、雀脅して鶴失うような、木っ端を拾うて材木を流すような愚かなことをくり返している。
- 木っ端を拾うて材木を流すことになっては困るので、広い視野でしっかり検討する。
- おまけにつられて高い買い物をしたが、木っ端を拾うて材木を流すことになり失敗だったと気付く。