「三界の火宅」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
三界の火宅
【読み方】
さんがいのかたく
【意味】
悩みや苦しみに満ちた世界のこと。


火で囲まれた家の中みたいに、どこに行っても迷いや苦しみが待ってるってことか。うーん、人生はちょっと大変やけど、その中でしっかりと生き抜いていかなあかんってことを伝えてるんやな。
【語源・由来】
迷いの世界にいることは、火に包まれた家にいるのと同じだということから。
【出典】
「法華経」
「三界の火宅」の解説
「三界の火宅」という言葉は、私たちが住んでいる世界が、迷いや苦しみに満ちていることを表現するために使われる言葉だよ。
この言葉は、仏教の経典のひとつである「法華経」の中の「譬喩品」という部分からきているんだ。そこでは、三界、つまり「欲界」「色界」「無色界」の三つの世界が、火の中にある家のように、非常に危険で安全ではない場所として比喩されているんだよ。
火の中の家って、すごく危険だよね。その家に住んでいる人は、火事から逃げる必要がある。この火宅の比喩は、私たちが住んでいるこの世界が、迷いや欲望、苦しみに満ちていて、その中で私たちが真の安らぎや幸福を見つけるのは難しいという考えを伝えているんだ。
だから、「三界の火宅」とは、この煩悩や苦しみに満ちた世界を指して使われる言葉なんだよ。
「三界の火宅」の使い方




「三界の火宅」の例文
- 自殺すれば地獄行きだし、三界の火宅で生き抜くのも地獄だ。
- この世界は残酷で三界の火宅だ。
- 三界の火宅にあって、悟っている彼は穏やかな表情をしている。
- 父は芸術は無意味だというが、三界の火宅で生きていられるのは芸術が心を救ってくれるからだ。
- 三界の火宅で生きた日々は険しく、極楽浄土への近道になるだろう。
























