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【獅子吼】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

獅子吼

「獅子吼」の意味(出典・語源由来)

意味【ことわざ】
獅子吼

【読み方】
ししく

【意味】
百獣の王であるライオンの咆哮ほうこう。力強い雄弁や熱弁のたとえ。

「吼」は、吠える。
ことわざ博士
「獅子吼」という言葉には二つの意味があるんだよ。

一つ目は、非常に雄弁に話すこと、または力強い演説をすることを指しているんだ。獅子が吠えるように、その言葉が人々の心を動かし、影響を与えるんだね。二つ目は仏教の説法を指していて、獅子がほえて百獣を恐れさせるように、悪魔や異端を恐れさせ従わせる力があると言われているんだ。

助手ねこ
おー、それはすごいな。要するに、「獅子吼」っていうのは、雄弁に物を言ったり、大きな影響力を持つ演説をすることやな。それに、仏様がおっしゃるお言葉も「獅子吼」って言うんやね。

獅子がほえるくらいの迫力で、人々や悪魔たちをビビらせて、良い方向に導く力があるってわけか。なるほどな~、言葉の力ってすごいんやな!

【出典】
法華経ほけきょう

【語源・由来】
もと仏教で仏陀の説法のたとえ。

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「獅子吼」の解説

カンタン!解説
解説

「獅子吼」という言葉はね、大きな声で堂々としていて、人を引きつける話し方をすることを指しているんだよ。これは、まるで獅子が吠えるような迫力があって、聞いている人みんなを引き込むような話し方っていうことなんだ。

  1. 雄弁をふるうこと、意気盛んな大演説をすること
    • 例えば、選挙の演説会で、候補者が大声で情熱的に自分の考えや政策を語る時、その話し方が「獅子吼」だと言えるよ。人を引きつけて、自分の言葉に耳を傾けさせる力があるんだね。
  2. 仏の説法
    • これはね、獅子が吠えて周りの動物たちを恐れさせるように、仏様が説法をすると、悪魔や邪教を信じている人たちも、その力に圧倒されて仏教を信じるようになる、という意味があるんだ。仏様の説法はとても力強くて、人々の心に強く影響を与えるんだね。

要するに、「獅子吼」は、とても迫力があって、人を引きつける話し方や説法のことを指しているんだよ。すごく印象に残るような、力強い言葉を使っていることを表しているんだね。

「獅子吼」の使い方

健太
選挙戦が終わりに近づいて、候補者の演説も獅子吼になったね。
ともこ
激戦だから熱が入るわよね。
健太
この熱量を保ち続けて政治を執り行ってくれたらいいのに。
ともこ
当選したら富裕層とのつながり構築に熱を上げるんだから困るわよね。
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「獅子吼」の例文

例文
  1. 獅子吼のように語られると、そうかもしれないと納得してしまう。
  2. 彼の力強い説得力ある話し方がまさに獅子吼で、リーダーにふさわしく思えた。
  3. 動物園が近所なので、時折獅子吼が聞こえる。
  4. 壇上に上がって獅子吼をふるい、人々の心に訴えかける。
  5. クマでも怖いのに、通学路で獅子吼が聞こえたらすくみ上るだろう。




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