「地蔵は言わぬが我言うな」の意味(語源由来)
【ことわざ】
地蔵は言わぬが我言うな
「俺は言わぬがわれ言うな」ともいう。
【読み方】じぞうはいわぬがわれいうな
【意味】
うっかり秘密を漏らすことが多いから、発言には気をつけよということ。
なるほどなー。つまり、「人には言うなって言いつつ、実は自分が一番漏らしやすいってことか」。
地蔵さんは何も言わへんけど、我々人間はついつい喋ってしまいがちやからな。秘密ってのは、自分がしっかり守らなアカンってことやな。これは、口が堅いって大事やってことを教えてくれてる言葉やわ。
【語源・由来】
秘密を打ち明ける時「人に言うな」と口止めした当人が漏らすことが多いことから。
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「地蔵は言わぬが我言うな」の解説
カンタン!解説
「地蔵は言わぬが我言うな」という表現は、地蔵が何も話さないのは当たり前だが、自分自身が秘密を守るためには口を固く閉じなければならないという意味で使われます。これは自戒の言葉として用いられ、他人に「このことを誰にも言うな」と注意する前に、まず自分自身がしっかりと秘密を守るべきだという教訓を含んでいます。
要するに、他人に秘密を守るよう求める前に、自分自身が口外しないように注意しなければならないという意味合いが強い表現です。地蔵が何も話さないのは当然なので、問題は自分自身の言動にあるというわけです。
この言葉は、うっかりと秘密を漏らしてしまうことの危険性を認識し、自己管理を徹底するように促すために使われます。
「地蔵は言わぬが我言うな」の使い方
健太くん。何で言葉を発しないの?
地蔵は言わぬが我言うなっていうから。
ははーん。秘密を抱えているのね。
秘密なんてないよ。僕がおねしょしたなんて誰にも言えないよ。あーっ。言ってしまった。
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「地蔵は言わぬが我言うな」の例文
- 秘密はうっかりもれるものだから、地蔵は言わぬが我言うなと戒める。
- 口止めした自分が秘密を漏らしては世話ないな。地蔵は言わぬが我言うなというから、今後気をつけた方が良い。
- 沈黙は金雄弁は銀というし、地蔵は言わぬが我言うなという。秘密を抱えている時は発言に注意すべきだ。
- 地蔵は言わぬが我言うなを頭の片隅に置き、秘密を守る。
- 酒を飲むと饒舌になり秘密を漏らしたりするので、地蔵は言わぬが我言うなを胸に酒を控える。
人は秘密を漏らすことが多いから、自分がしっかりと口を閉じておくことが大切だという警告を込めているんだ。