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【衆曲は直を容れず】の意味と使い方や例文(出典)

衆曲は直を容れず

「衆曲は直を容れず」の意味(出典)

意味
【ことわざ】
衆曲は直を容れず

【読み方】
しゅうきょくはちょくをいれず

【意味】
多くの悪人が我が物顔で歩き回っている世の中では、少数の者が正しいことをしても受け入れられない。

「曲」は、曲がっていること。ここでは邪悪の意。
ことわざ博士
「衆曲は直を容れず」ということわざはね、多くの人が間違ったことをしているところでは、正しいことをしようとする少数の人々がなかなか受け入れられないという現象を指しているんだよ。
助手ねこ
そっかいな。つまり、わるいやつらがわんさかおるところで、正しいことしようとしても、なかなか難しいってことやな。いいことしようとしても、周りがみんないけ好かない顔するようなもんや。

まあ、そんな中でも、ちゃんと自分の信じる道を進む勇気を持つことが大切やな。

【出典】
淮南子えなんじ

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「衆曲は直を容れず」の解説

カンタン!解説
解説

「衆曲は直を容れず」ということわざは、たくさんのいじわるな人たちがいるところでは、正しいことをしようとしているちょっとした人たちが受け入れられないって意味だよ。

例えばね、クラスにいじわるな子たちがたくさんいて、みんなで悪いことをして遊んでいるとするよ。そこに一人で「これは良くないよ」と言って正しいことをしようとする子がいたとしても、その声はなかなか聞いてもらえないんだね。いじわるな子たちが多いと、そのグループの中で正しいことを言っても、なかなか理解してもらえないことがあるんだ。

「衆曲」はたくさんの曲がった人たちのこと、「直を容れず」はその中で正しいことをしようとする人を受け入れないということだよ。だから、このことわざは、悪いことをしている人たちが多いところでは、良いことをしようとしても難しいってことを教えてくれる言葉なんだね。

「衆曲は直を容れず」の使い方

健太
不景気で治安が悪化しているね。
ともこ
犯罪が増えているわね。
健太
こういう世の中では衆曲は直を容れずだよね。正直者が馬鹿を見るよ。
ともこ
正しいことをしているのが馬鹿らしく思えてくるけど、それでも私は正しくありたいわ。
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「衆曲は直を容れず」の例文

例文
  1. 経営陣が腐っていると、衆曲は直を容れずで正しい意見は通らない。
  2. 不正が常態化すると衆曲は直を容れずとなるので、風通しの良い組織にする。
  3. 政党が一強だと利権に走る議員が増え、衆曲は直を容れずとなり国は弱体化する。
  4. 悪がはびこると衆曲は直を容れずとなるので、そうなるまえに悪を根絶する。
  5. 人は弱い生き物なので悪の道に傾きやすく、大勢がそうなると衆曲は直を容れずとなるので抑止力が必要だ。

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