「心腹の疾」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
心腹の疾
【読み方】
しんぷくのやまい
【意味】
簡単に倒すことができない。
なるほど、そういうことやな。つまり、「心腹の疾」とは、もともとは治りにくい病気のことやけど、難しい問題や困難な状況を表す言葉にもなってるんやな。
取り除いたり、打ち破ったりするのが難しい障害や敵にたとえられてるんやね。この言葉は、簡単には解決できひん深刻な問題や困難を示してるんや。
【語源・由来】
除きがたい災いや大きな障害や敵のこと。人体の重要な部分である胸と腹を冒される致命的な病の意から。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「心腹の疾」の解説
カンタン!解説
「心腹の疾」という言葉は、もともと心臓や内臓などの重要な部分に起こる治りにくい病気を指す言葉なんだけど、転じて困難で取り除きにくい敵や障害を指すようになったんだよ。
この表現は、「疾」という言葉が病気ややまいを意味することから、「心腹の疾」は文字通りには心臓や内臓の深刻な病気を指す。しかし、比喩的には、社会や組織、個人の生活などで遭遇する困難で根深い問題や障害を表す言葉として使われるようになったんだ。
たとえば、企業における深刻な経営問題や、個人の生活における解決が困難な問題などを「心腹の疾」と表現することができるよ。このような問題は、取り除くのが難しく、対応が複雑であることを示しているんだね。
「心腹の疾」という言葉は、「春秋左氏伝」哀公一一年にその出典があり、深刻で根深い問題や困難を効果的に表現する言葉として使われているんだ。このことわざは、問題の深刻さや解決の難しさを理解することの重要性を教えてくれるんだね。
「心腹の疾」の使い方
強豪チームは、まさに心腹の疾だな。
どうやって攻略すればいいかしら。
隙が全く無いんだよ。
同じ人間だからどこかにあるはずなんだけど、強すぎてわからないわね。
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「心腹の疾」の例文
- 大手企業は心腹の疾で、零細企業には太刀打ちできない。
- 反対派は心腹の疾で厄介な存在だった。
- 彼は優秀な人間なので、心腹の疾はない。
- 心腹の疾が目障りでどうにかしたいと考えているが、彼らもこちらを心腹の疾と考えているだろう。
- 心腹の疾を完膚なきまでに叩きのめすために、軍師を雇う。
でも、転じて、取り除くことや打ち破ることが難しい困難や障害を表すようになったんだね。