「叩き止めば食い止む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
叩き止めば食い止む
【読み方】
たたきやめばくいやむ
【意味】
働くのをやめると生活が成り立たない。その日暮らしのことをいう。
その日その日の稼ぎで生活してる人たちは、一日でも働かへんとご飯が食べられへんってわけや。このことわざは、働き者の大切さや、その日その日の生活の大変さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
鍛冶屋など物を叩いて生計を立てる人が叩くのをやめると、食うに困る意から。
【類義語】
・手が空けば口が開く
「叩き止めば食い止む」の解説
「叩き止めば食い止む」ということわざは、特に働いて日々の生計を立てている人たちにとって、働くことをやめたら、その日の食べ物もなくなるって意味なんだよ。要するに、毎日働いて初めて生活が成り立つ、という状況を表しているんだね。
例えば、昔の貧乏鍛冶屋さんや大工さんは、「その日働いた分だけお金をもらって、そのお金で食べ物を買う」というように、日々の仕事と食べることが直結していたんだ。だから、一日でも仕事を休むと、その日の食べ物がなくなってしまうという厳しい状況だったの。これを、鍛冶屋さんが金属を叩いて形を作る作業や、大工さんが木を叩いて家を建てる作業を止めたら、もう食べるものがなくなる、という意味で使っているんだよ。
このことわざは、働くことの大切さや、働いて得られる報酬で生活している人の現実を表しているんだね。だから、「叩き止めば食い止む」というのは、日々の労働が直接生活に影響するってことを教えてくれているんだよ。
「叩き止めば食い止む」の使い方
「叩き止めば食い止む」の例文
- 仕事をやめて音楽活動に専念する覚悟を決めたが、叩き止めば食い止むと止められた。
- 給料は低いまま物価は上がるばかりで、叩き止めば食い止むだ。
- なんとかして、叩き止めば食い止む生活に終止符を打ちたい。
- 叩き止めば食い止むから、しょうがなく今の仕事を続けている。
- 表参道の一等地に、叩き止めば食い止むような世帯の都営住宅があるそうだが本当だろうか。