【ことわざ】
大は小を兼ねる
【読み方】
だいはしょうをかねる
【意味】
大きいものは、小さいものの代わりとして使える。
小さいものよりも、大きいものの方が使い道が広く役に立つという意味。
【語源・由来】
中国・漢代の学者 董仲舒(とうちゅうじょ)によって著作された、政治や道徳に関する論文集『春秋繁露』に記されていた、「夫已有大者、又兼小者、天下能是之、況人乎」(大人=賢者=は小人=愚者=の振る舞いもできる。だから天下で役立つのは賢者だけだ)という記述に基づく。
【類義語】
・大は小を叶える
【対義語】
・材大なれば用を為し難し
・地引き網で白魚はとれない
・杓子は耳掻きにならず
・搗き臼で茶漬け
・長持は弁当箱にならぬ
・長持枕にならず
【英語訳】
・The greater serves for the lesser.
・Store is no sore.
・The greater embraces the less.
大きいものは小さいものの代わりとして使える=小さいものは大きいものの代わりにはならない。という意味でも使う場合があります。
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「大は小を兼ねる」の使い方
今日はピクニック楽しみだね!って・・・とっても大きい鞄だね。
大は小を兼ねるというからね、家の一番大きい鞄を持ってきたよ。
でも、一日キャリーバッグを引いて歩くの?
大きすぎたかな?えへへ。
「大は小を兼ねる」の例文
- 大は小を兼ねるというから、迷ったけど大きめの鞄を選びました。
- どれくらいの量を持ち帰るか分からないから、大は小を兼ねるというし、念のため大きい袋を持っていこう。
- 少し大きいが、大は小を兼ねるというし、大きいお皿を買おう。
- もし、貰えるのであれば大きいテレビが良いな。大は小を兼ねるというからね。