「卵を盗む者は牛も盗む」の意味(出典・語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
卵を盗む者は牛も盗む
【読み方】
たまごをぬすむものはうしもぬすむ
【意味】
小さな悪事をはたらいた者はやがて大きな犯罪を犯すようになるので、小さな悪事も見逃してはいけないということ。
「卵を盗む者は牛も盗む」ということわざは、小さな悪事をする人は、そのうち大きな犯罪を犯す可能性があるという意味があるんだ。
つまり、「ちっちゃな悪いことをする人は、大きな悪いこともするようになる」ってことやな。
たとえば、卵を盗むような人が、そのうち牛まで盗むようになるってことや。だから、ちっちゃな悪事も見逃したらあかんってことを教えてくれるわけやな。これは、初めから正しい道を歩むことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
西洋のことわざ
【語源由来】
最初は卵のような小さなものを盗んだものが、味をしめて大きな牛を盗むようになることから。
【類義語】
・噓つきは泥棒の始まり
【英語】
He that will steal an egg will steal an ox.(卵を盗むものは雄牛を盗む)
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「卵を盗む者は牛も盗む」の解説
カンタン!解説
「卵を盗む者は牛も盗む」ということわざは、一度小さな悪事を犯すと、次第にそれがエスカレートし、大きな犯罪につながる可能性があるという意味なんだよ。
これは、道徳的な立場から見て、不正行為や悪事は、いかなる規模であれ許されないという強いメッセージを伝えているんだ。
例えば、まず小さな盗みを働くことで犯罪に手を染めた人が、次に大きな盗みを働くようになるということだよ。だから、このことわざは一見小さな悪事でも見逃さず、早い段階で対処し矯正することの重要性を教えてくれているんだ。
「卵を盗む者は牛も盗む」の使い方
万引きしたくらいであんなに怒らなくても。
万引きは犯罪よ。しかも、卵を盗む者は牛も盗むっていうわよ。
ゲーム感覚で消しゴムを万引きしただけだよ。
自分は大して悪いことをしていないというその感覚が、大きな悪事を引き起こすのよ。
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「卵を盗む者は牛も盗む」の例文
- 卵を盗む者は牛も盗むというから、軽犯罪でもしっかり罰しないと世の平穏は保てない。
- 性犯罪者が再度教鞭をとり、卵を盗む者は牛も盗むように大事件を起こすケースが多いので、子供の安全のためにも一刻も早い対策が必要だ。
- この程度ならと見逃すのは優しさではない。卵を盗む者は牛も盗むといい、その人の将来のためにも良くない。
- 社内の備品を盗んだ社員を口頭注意したが、卵を盗む者は牛も盗むというように、横領など大きなことをしでかすかもしれないから注意が必要だ。
- 卵を盗む者は牛も盗むというが、犯罪者の更生は難しい。