「弾を執りて鳥を招く」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
弾を執りて鳥を招く
【読み方】
だんをとりてとりをまねく
【意味】
方法を間違えて、目的と反対の結果になること。
例えば、鳥を呼びたいのに、弾を持ったら鳥は逃げてしまうわな。だから、どんなにいい結果を期待しても、やり方を間違えたらダメってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
はじき弓を手に持って鳥を呼び寄せようとしても、鳥は危険を感じて寄ってくるはずがない意から。
【類義語】
・杖を挙げて犬を呼ぶ
「弾を執りて鳥を招く」の解説
「弾を執りて鳥を招く」っていうことわざはね、つまり、鳥を友達にしようと思って、手にはじき弓(弾)を持って鳥を呼んでみても、鳥は怖がって逃げてしまうよね、だって、はじき弓で攻撃されるかもしれないから。これが、何かを達成しようとしたときに、間違った方法を使ってしまって、結局は目指していた目的と全く逆の結果を生んでしまうっていう意味なんだ。
例えばね、友達になりたい人がいて、でもその人にいきなり厳しい批評をしたら、その人はきっと嫌な気持ちになって、あなたと友達になりたいとは思わなくなるよね。これがまさに「弾を執りて鳥を招く」って状況だよ。
「弾」っていうのは、はじき弓で使う小さい丸い玉のことで、昔の人々が鳥を捕まえるのに使った道具なんだよ。だから、「弾を執りて鳥を招く」っていうことわざは、自分の行動が目指す結果と反対のことを引き起こす、つまり、自分の足を引っ張ってしまうことを教えてくれているんだね。
「弾を執りて鳥を招く」の使い方
「弾を執りて鳥を招く」の例文
- 彼と仲良くなりたかったのに、弾を執りて鳥を招き嫌われてしまった。
- 素直になれず強がって、弾を執りて鳥を招くように、彼女と距離ができてしまった。
- 良かれと思ってしたことが、弾を執りて鳥を招くごとく交渉決裂の原因になった。
- 成功したなら、しっかり計画を立てて行動しないと、弾を執りて鳥を招くようでは元も子もない。
- 弾を執りて鳥を招き、結果失敗してしまった。時間を戻せたら良いのに。