「竹林の七賢」の意味(出典)
【ことわざ】
竹林の七賢
【読み方】
ちくりんのしちけん
【意味】
七人の賢者のこと。中国魏の末から晋にかけて、俗世間を避けて竹林に集まり清談を行った七人の隠士。阮籍 (げんせき) ・嵆康 (けいこう) ・山濤 (さんとう) ・向秀 (しょうしゅう) ・劉伶 (りゅうれい) ・阮咸 (げんかん) ・王戎 (おうじゅう) のこと。
「竹林の七賢」は、中国晋代の7人の知識人たちを指す言葉だよ。
なるほど、この「竹林の七賢」っていうのは、晋代の中国で有名だった7人の学者のことやな。
彼らは、都会の騒がしさから逃れるために竹林に集まって、詩を作ったり哲学的な話をしたりしてたんやね。
【出典】
「世説新語」
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「竹林の七賢」の解説
カンタン!解説
「竹林の七賢」はね、中国の歴史、晋の時代に生きた七人の賢人(賢者)のことを指すんだよ。この七人は世間の騒がしさから逃れて、竹林で静かに過ごしながら、深淵な対話や討論を楽しんでいたんだ。
この七賢ってのは、阮籍(げんせき)、嵆康(けいこう)、山濤(さんとう)、向秀(しょうしゅう)、劉伶(りゅうれい)、阮咸(げんかん)、そして王戎(おうじゅう)のことを指すんだ。
日本でも、この竹林の七賢はよく知られていて、近代になると、障屏画(特定のテーマを描いた大型の屏風絵)の題材として描かれることがよくあったんだよ。
「竹林の七賢」の使い方
この竹林の七賢の絵はいいね。
有名な題材よね。多くの絵かきがこぞって描いているわ。
人気な構図なんだね。
健太くんも描いてみたら?上手に描けるかもよ。
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「竹林の七賢」の例文
- 僕も退職して、竹林の七賢の仲間に入りたい。
- 俗世間を離れて、酒を飲みながら清談を交わす竹林の七賢は理想の将来像だ。
- 竹林の七賢のように無為の生活を送りたいものだ。
- 世の中を疎んじ自殺する人がいるが、竹林の七賢のように俗世間を避け仲間たちと語らう道を選んではどうだろうか。
- 出る杭は打たれるように、才能あるものは生きづらい。なので、竹林の七賢は、その才能を生かす時がくるまで生き延びようと竹林に隠れたとも言われる。